武蔵のキャンパスライフ

日本・東アジア文化学科 私の4年間

私の4年間_日本・東アジア文化学科
日本・東アジア文化学科 東アジア文化コース(旧)
東京都・私立淑徳巣鴨高等学校出身

1年次

文化・歴史研究の土台を築く

日本と中国の文化を研究するため、初めに中国史を学ぶゼミに入りました。図書館の使い方や文献の検索方法を教わりました。

2年次

3つのゼミで幅広く文化を探求

日本民族史演習、中国史演習を選択。さらに日本身体文化演習では「座る動作」で文化を比較する独創的な視点を学びました。

3年次

卒業論文執筆の準備に入る

卒業論文作成の準備に着手し、序論の部分を執筆しました。中国思想をより深く理解するために、中国語の読解力を磨きました。

4年次

複数のゼミで学び、多角的視野を研究に生かす

卒業論文のテーマは「台湾の親日—韓国の反日感情と比較する—」です。4年間で選択した16のゼミで得た知識を使い、多面的なアプローチを試みました。当初は小説や手記を中心にした比較を検討していたのですが、ほかのゼミ生から文章だけで感情の比較は難しくないかなど、意見をもらい、参考にしながら加筆修正。教員志望だったので、こうしたゼミの進め方そのものも、将来につながる貴重な経験になりました。

日本・東アジア文化学科 私の時間割

母国である日本について、数多くの発見があった

人文学部時間割例
日本・東アジア文化学科 日本文化コース(旧)
東京都・都立国際高等学校出身

武蔵大学を選んだ理由

高校時代は外国や異文化に興味があり、国際学科で学んでいました。しかし、学ぶほどに自分が日本について何も知らないことを痛感しました。旅先の海外で日本の文化をうまく説明できないことに恥ずかしさも覚えました。そこで、日本をもっと客観的に知りたいと思い、この学科を選びました。

1年次のゼミで学んだこと

カバット先生の基礎ゼミでは『源氏物語』など日本の古典文学について調べて発表し、議論しました。私は前期に『竹取物語』を、後期にはラフカディオ・ハーンの『怪談』から「ろくろ首」を取り上げました。『怪談』では英語の原文と翻訳を対比することで、より理解を深めることができました。

2年次のゼミで学んだこと

複数のゼミを履修しましたが、なかでも「日本幻想文学演習」で出会った三島由紀夫作品にとても惹かれました。ゼミの発表では、自分なりの明確な見解が求められます。そのため、情報収集には多くの時間をかけました。気がつくと、図書館で20 冊以上の書籍が積み上がっていたこともありました。

今後の目標

大学で学んだことを生かし、海外で日本語教員になることを考えていました。現在、日本語教育能力検定試験合格に向けた勉強もしています。一方、一般企業への就職も視野にあり、まだ迷っている段階です。しかし、この学科で学んだことが生きる環境で仕事がしたい。その思いだけは貫こうと考えています。

2年次後期の時間割例

nihon_jikanwari
中国語はとても難しいのですが、上達したいので上級の授業も履修しています。ほかの授業の勉強も含めて、図書館での予習復習は毎日の習慣です。土曜日は学部横断型課題解決プロジェクト(学部横断ゼミ)に1日中取り組む週もありました。