学長・副学長
多様化が進む世界で、主体性と行動力を持ち、他者と協働できる人を育む
武蔵学園は、2022年に創立100周年を迎え、その翌年からは次の100年に向かって力強く歩み出しました。次の100年のために、武蔵大学ではゼミとリベラルアーツ&サイエンス教育、グローバル教育に一層注力していきます。
世界の人々がより身近になった現代では、先進国主導のグローバルスタンダードだけでなく、アジア諸国にも目を配り、多様性を意識して行動することが求められます。
そうしたなかで、人々と対話する上で欠かせない幅広い教養を培い、「文」と「理」の知識を使いこなす力を身につけるのがリベラルアーツ&サイエンス教育です。文理融合の「総合知」を習得するため、学部を越えて履修できる総合科目に加え副専攻を導入し、学びの領域を広げました。また実践的な語学力を強化し、グローバルな知見を得るために外国語科目をはじめ国内外にさまざまな学習プログラムも設けています。
そしてすべての基盤となる力を養う場が、ゼミです。「自ら調べ、自ら考える力」を磨くゼミでは、正解のない課題が山積する社会で、自ら解を見つけていく力を磨きます。また「専門知」を追求しながら議論を繰り返すことで、常識にとらわれない普遍的なスキルを身につけることができるでしょう。
こうした学びから「専門知」と「総合知」をバランスよく身につけてこそ、他者と協働するなかでも、専門性を活かした活躍をすることができるのです。主体性を持って行動し、グループのなかで自らの役割を果たせる。それが武蔵大学がめざすグローバルリーダーです。
新時代に挑む数々の取り組みを行う一方、手厚い教育体制は変わりません。4年間で多様な知識を獲得するとともに、さまざまな体験を通じて新たな自分と出会い、社会に羽ばたいてほしいと願っています。