国際教養学部の各種ポリシー
国際教養学科
経済経営学専攻は、経済学、経営学の深い専門知識に加え、数学や統計学の知識、批判的思考力(クリティカル・シンキング)や論理的に考える能力を身につけ、さらにゼミナールを通じてプレゼンテーションやディスカッションの技術、協働する力を養い、海外体験を重ねて、グローバル化した社会、ビジネス及び学術研究の世界でリーダーシップを発揮しうる人材の養成を目的とします。
グローバルスタディーズ専攻は、Global Relations、Global Communication Studies、Global Cultural Studies の深い専門知識と異文化理解力、そして批判的思考力(クリティカル・シンキング)や高度な英語運用能力を身につけ、それらを用いてグローバル化した社会で生じている諸問題を他者と協働しながら解決できる人材の養成を目的とします。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
- 総合科目・外国語科目・専門科目の科目区分を包摂するリベラルアーツ&サイエンスの精神に従い、幅広くかつ深く学ぶ態度を身につけていること
- 自然科学、人文科学、社会科学にまたがる学際的な知識・教養・実践力・創造力を身につけ、卒業後も知的好奇心をもって学び続ける力を有していること
- 多文化環境の様々な場面において英語を駆使する力を身につけていること
- 学びの足場としての日本から世界に問いかける姿勢をもって多様な文明、地球環境、政治と国際関係、経済とテクノロジー、社会と文化の動向に関する知識を修得していること
- 深い専門知識をもとに、批判的思考、異文化理解力、英語運用能力を駆使し、情報収集を効果的に行い有用な情報を得るとともに、データや資料をもとに知的創造力を発揮し、問題発見・課題解決に至る力を身につけていること
- ゼミナールで主体的に学ぶなかで、グローバルリーダーとして自らの見解や意見を他者にわかりやすく伝え、また他者の意見に耳を傾け、協働の精神をもって生産的な議論を行う態度と力を身につけていること
国際教養学科
数学及び統計学を基礎とし、経済学、経営学を中心とした専門領域において学部共通のディプロマ・ポリシーで示した知識・技能、態度や論理的思考、統計的手法等を身につけ、所定の単位を修得した者に「学士(経済経営学)」の学位を授与します。なおこの専攻に所属する学生は、ロンドン大学との協定をもとに本学部が開講している授業を履修することで同大学の学位も取得することができます。
人文・社会科学の融合領域、即ち国際関係の研究、現代世界の諸地域における多種多様な英語の言語学的研究、国境を越えた英語文学・英語メディアの研究、現代社会の研究、越境的な視点の比較文化研究と日本研究において、学部共通のディプロマ・ポリシーで示した知識・技能、態度等を身につけ、所定の単位を修得した者に「学士(グローバルスタディーズ)」の学位を授与します。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
- 総合科目は、総合的視野と幅広い知識、深い教養、他者と協働する力・実践力を得させるために「情報とコミュニケーション」「歴史と文化」「現代社会」「自然と環境」「心と体」「ライフマネジメントとキャリアデザイン」の各分野にわたり、1年次から4年次にかけて卒業までに修得すべき単位を定める
- 外国語科目は、本学部教育の特徴である英語による授業を履修するための土台作りに必須と位置づけており、少人数クラスのもとで実施する英語を必修科目として設ける。英語以外の多様な言語も学べるように選択科目を設ける
- 国際教養学部共通科目には、専攻を問わず身につけるべき基本技能・実践力を養うための科目及び専攻の枠を超えて学ぶ意義のある科目を配置する。実践的な英語力を養う科目として「Language Proficiency Test Preparation1、2」及び「Language Proficiency Test Preparation (Intermediate) 1、2」等を設ける
- ゼミナール科目を必修科目として配置する。また、4年間の学修成果を論文等でまとめる「Capstone Project」を本学部での学びの集大成として位置づけ、必修とする
- 講義科目は、専門研究の対象としている各分野について必要な幅広く深い知識を修得し、理解を深めることを目的として配置する
- 専攻や学部の枠組みを超えて多様な分野・領域に接することや専門科目をより多く履修することで、より深い知識や俯瞰的に見る力が得られるよう、全学対象科目、国際教養学部共通科目、経済経営学専攻科目、グローバルスタディーズ専攻科目のなかから専攻指定科目を設ける。そこには副専攻の選択肢も設ける
- ナンバリングによる積み上げ式の学修を促し、科目を体系的に配置して履修系統図を提示する
- 学修成果については、科目種別により、①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性・協調性等を総合的に評価する。評価方法については、シラバスに当該授業で問われる知識と能力、配点等を明らかにし、具体的な評価手段として、小テスト、各種の中間課題、発表、実地調査、学期終了時の試験やレポート等を用い、同時に各要素の評価割合を提示する。なお、最終成果をまとめる「Capstone Project」に関しては、評価方法をシラバスや履修要項で提示する
国際教養学科
1.ロンドン大学と本学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)を設置し、世界水準の学部教育を施す
2.経済学を学ぶための基本である「Introduction to Economics (a)」を専攻必修科目とするとともに、経済・経営学の体系的な学修を促すために専攻基礎科目や履修前提科目を設ける
3.統計や計量経済学分野の数的情報処理能力を身につけるための授業科目を設ける
4.高度な英語運用能力を身につけるため必修外国語科目を1年次から2年次まで設ける
1.英語技能を高めるとともに、研究のための調査や資料収集、創造的技能を養う実習科目を設ける
2.専攻分野についての基礎知識と専門分野の基礎的な研究方法を学ぶ入門講座「Survey of Global Studies1、2」及び「Survey of Transcultural Studies1、2」を専攻基礎科目として設ける
3.専門分野としてGlobal Relations、Global Communication Studies、Global Cultural Studies を配置し、それぞれの分野の知識と理解を深めるために講義科目とゼミナール科目を設ける
4.異文化のなかでの学修を通じて、コミュニケーション能力、主体的行動力、深い専門知識を身につけるため、短期の海外フィールド実習や長期の留学プログラムなど、海外での学習機会を設ける
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
求める人物像
- 高等学校等での学習に真剣に取り組み、基礎的な知識・技能・思考力・判断力・表現力・発信力を身につけ、主体性と協働性を備えていて、各専攻のアドミッション・ポリシーをよく理解したうえで入学を強く希望する人
- 概ね、CEFRのB1レベル以上に相当する高度な英語運用能力を有する人
- グローバル化した社会の諸問題を深く理解し、グローバルリーダーを目指す志のある人。異文化理解と多様性に目を向け、他者尊重の態度を身につけることに意欲がある人
- 自主的に知的関心を深め、本学の建学の三理想である「自調自考」を実践するとともに、ゼミナール等の協働が求められる学びの場においては、協調の精神をもって積極的に参加する意欲がある人
- グローバル化した社会において活躍できる実践力を身につけ、大学院への進学、国際機関やグローバル企業への就職を志し、グローバルな問題への対応や交渉に携わりたいと願う人
国際教養学科
1.幅広い教養や高度な英語コミュニケーション力に加えて、経済・経営学分野の深い専門知識や統計的手法も兼ね備えたグローバルリーダーとして国内外で活躍することを願う人
2.ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)の履修や協定留学等を通じて高度な問題を英語で議論する能力を身につけたいと願う人
1.Global Relations、Global Communication Studies、Global Cultural Studiesの3分野を中心として、国際関係、グローバル化した社会におけるコミュニケーション、現代社会、世界の多様な文化と社会に目を向ける分野横断的文化研究に強い関心をもつ人
2.本専攻の英語学習カリキュラムによって、研究のために必要なアカデミック・イングリッシュを身につけ、海外留学に挑戦したいと願う人
入学者選抜方式ごとの受入方針
選抜方式 |
評価方法 |
一般選抜 (一般方式、大学入学共通テスト方式) |
①本学での学修に必要な学力、即ち、知識・技能・思考力・判断力・教養や基礎的な英語運用能力等を筆記試験にて評価します。経済経営学専攻については数学に関する基礎学力を評価する試験を実施します。 ②本学のディプロマ・ポリシーに掲げたグローバル市民を目指す受験生に対しては、英語の得点配分を他科目より高く設定したり、英語外部検定試験の一定レベル以上の資格・スコア等を重視します。 |
総合型選抜 (AO入試) |
①書類審査、小論文、学力試験等によって本学での学修に必要な学力、即ち、知識・技能・思考力・判断力や英語運用能力等を評価します。 ②出願書類、面接等により主体性・協働性・対話力や学修意欲、主体的に探究した成果等を評価します。 |
学校推薦型選抜 (指定校制推薦入学) |
①本学が指定する高等学校等で推薦を受けた生徒に対し、書類審査によって本学での学修に必要な学力、即ち、知識・技能・思考力・判断力や基礎的な英語運用能力等を評価します。 ②書類審査、小論文、学力試験等によって本学での学修に必要な学力、即ち、知識・技能・思考力・判断力や英語運用能力等を評価します。 ③出願書類、面接等により主体性、協働性、対話力や学修意欲等を評価します。 |
帰国生徒対象入試 |
本学での学びに強い関心を持ち、海外等での経験によって得られた知見や姿勢をいかして、本学で学ぼうとする意欲や専門分野に強い関心を持っている人を受け入れます。出願書類、筆記試験(英語や小論文等)、面接により、高等学校までの基礎学力、目的意識、意欲等について総合的に評価します。経済経営学専攻については数学に関する基礎学力を評価する試験を実施します。 出願書類、筆記試験ではおもに知識・技能、思考力、判断力、表現力を、面接ではそれらの力だけでなく主体性や協調性も評価します。 |