授業紹介

経済統計学

 統計学とはデータから重要な情報を取り出すための手法を学ぶ学問です。統計手法を利用し得られた情報は行政の政策立案やビジネスの意思決定などに利用されています。本授業では統計手法の基礎を学習し、PCを用いてさまざまなデータの統計分析を行います。

中級ミクロ経済学

ミクロ経済学は、体系立った経済学の基本原理となる分野です。マクロ経済学・財政・貿易など多くの科目でも必要不可欠となる分析スキルを習得するため、一般均衡理論とゲーム理論の基礎を学び、企業や消費者の行動と結果を解明・評価する手法を学習します。

財政学

財政とは、政府が税金などを徴収して行う公共サービスや経済活動のことです。本授業では財政を学ぶとともに、関連するさまざまな問題を経済学の基本的な分析ツールを応用しながら考察していきます。財政赤字などの課題や社会保障制度にも焦点を当てます。

マクロ経済学

GDPは一国の経済活動の成果を表す代表的指標ですが、GDPの構成を支出、産出、所得分配という3つの側面から考察した上で、所得、物価、雇用、資産価格などの変動や経済成長、景気循環、財政・金融政策の手段と効果等々について学びます。

産業組織論

現代経済の中心的な主体である企業の行動に焦点をあて、市場構造の変化やさまざまな制度、経済状況の変化がどのように企業の行動を変化させ、結果的に社会や経済に影響を与えるのかを理論的、実践的に学びます。

環境経済学

環境問題について、経済学の視点からアプローチします。基本的な概念として、外部不経済、ピグー税、環境税、コースの定理、排出権取引、環境クズネッツ曲線、ポーター仮説などを取り上げ、経済理論をもとに理解を深めます。

西洋経済史

今日の経済の仕組みの原型をつくり出してきた西欧の経済発展のプロセスについて、近代を中心に概説します。あわせて株式会社や労働組合、貨幣制度、福祉政策などがどのようにできたのか説明します。

開発経済学

途上国の経済発展の問題を、経済学ではどのように分析してきたかを紹介します。また、経済学が現実の途上国の政策に対して与えてきた影響についても議論します。前期は成長理論、後期は貿易理論を中心に紹介します。

経済各論(海洋経済)

漁業・海運・養殖・再生エネルギー・海底資源といった海洋経済はテクノロジーの進化とともに急速に発展しています。一方で、海洋利用の対立やプラ汚染などは大きな問題です。持続可能な海洋経済(ブルーエコノミー)のトピックと課題、そして解決策を学びます。

EAS:Globalization and Asia

経済・金融危機が世界的に頻発するなかで、日本・NIEs・ASEAN・中国と続く東アジアの比重と役割が飛躍的に増大しています。経済システムがどのように発展しつつあるか、「大きな見取り図」を留学生とともに英語で学びます。