武蔵のキャンパスライフ

ジェンダー問題を追究し 多角的な視点が身についた

私の4年間_ヨーロッパ文化学科
ヨーロッパ文化学科 芸術と生活コース 4年
千葉県・県立柏南高等学校出身

3年次

異なる属性の人々が 共生するための気づきを得る

ジェンダー問題を扱うヴューラー先生の専門ゼミで、ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』を輪読し、フェミニズム思想の流れなどを学習。難解さに悩みながらも考え続けるなかで、女と男に関する対立や差別の根源について自分なりの見解にたどりつけたことは大きな収穫でした。ゼミを通して、前提知識を疑うことや、性別や国籍などで一括りにしたり二分化したりせず、個々のアイデンティティを認める重要性を学びました。

4年次

多方向からテーマを捉え 新たな示唆を得た

以前からジェンダー観の形成に興味があったため、卒業論文として日・仏・フィンランドの絵本に内在するジェンダーバイアスについて研究。卒論ゼミでいただいたアドバイスをもとに、ジェンダー観の違いのみでなく、なぜ差異が現れるかまで学びを深めました。子どもの教育や文化振興への政策など各国の文化的背景の違いまで見えてきたことで、先行研究だけに頼らず、独自のアプローチで結論を導き出すことができたと感じています。

Seminar’s Photo

 図書館の洋書プラザにはフランスの絵本が豊富にあったため、卒業論文執筆にあたってよく利用していました。