ゼミ一覧
石井龍太 ゼミ
琉球諸島の考古学、 ローカルヒーローの実践的研究
扱うテーマは2つです。ひとつは琉球諸島の考古学です。最近は特に集落遺跡を発掘し、文字に残りにくい民衆史を掘り起こしています。もうひとつがローカルヒーローの実践的研究です。各地で活躍するヒーローを調査し、そのデータを基にゼミ生と自分達のヒーローを作り出し運営する研究活動も行います。
漆澤その子ゼミ
日本の芸能文化について考える
このゼミでは、さまざまな時代の芸能を通して人々が何を面白いと感じ、楽しんでいたのかを探ることをめざします。具体的には、能や歌舞伎といった伝統芸能からミュージカルをはじめとする現代の芸能まで、各自が興味関心のあるテーマを設定し検証を重ねていきます。
小川栄一ゼミ
中世語と日本伝来 イソップ寓話集の研究
キリシタンが翻訳した『エソポのハブラス』と『国字本伊曽保物語』を比較し、中世語の特徴とイソップ寓話の受容について研究します。これまで扱ったテーマの例として、「3本の矢の教え」の起源がイソップ寓話にあるという説を検証しました。
黒岩高ゼミ
研究論文の分析と外国語資料(伝統中国文)の読解
研究論文の分析と、外国語資料の読解を通じてアジアの歴史を学ぶとともに、卒論作成に必要な能力を養います。研究論文は主として日本語のものを扱い、外国語資料については、伝統中国文で書かれた、清代後期(18世紀半ば~19世紀)の武将や官僚の伝記を取り上げてきました。
戸塚学ゼミ
日本の大正・昭和の文学作品を読む
明治から昭和の文学作品を精読するゼミです。作家の生涯や時代背景を調べ、語りの特徴や言葉の使い方に注目して問いを立て、作品の豊かさを引き出す読み方を学びます。自然主義やモダニズム文学、大正の文学など、テーマや時代を決めてそれに沿った作品を集中的に読んでいきます。
丹羽みさとゼミ
近世文学作品を中心に江戸時代の文化を知る
庶民の文化を中心とした戯作を主に取り上げます。文章だけでなく挿絵も読み解いていくことで、当時の文化水準や人々の興味、関心などを深く知る能力を培います。自分で問いを立て、自分で答えを見つけ、人に説明するという学びの基本動作を身に付け、卒業論文へとつなげていきます。
福田武史ゼミ
東アジアのなかの古代日本文学という視点からテクストを読む
ふんわりとした知識を学ぶのではなく、テクストと真正面に向き合ってそれを読み解くことをめざします。テクストが誕生した時代・地域の人々がどのようにリテラシーと教養を獲得したのかという点に注目し、その人々の学習のありようを追体験しながらテクストを読みます。
福原敏男ゼミ
絵画資料と民俗学、仮装行列と踊り
幕末の京都と大坂のイベント、神社遷宮行事や河川浚渫事業において、街中の人たちが祭りや作業に言寄せて仮装行列で踊り狂いました。その様子をつぶさに描いた錦絵や瓦版などの絵画資料を読み解き、当時の人々の信仰やプレゼンテーションについて学びます。
丸山伸彦ゼミ
服飾を通じて「もの」の調査・研究手法を学ぶ
文様や流行、装身、美術性、工芸性、異装性など、服飾にかかわるテーマを選び、レジュメ制作、発表、質疑応答の要点を確認しつつ、卒業論文の基礎となる論考としてまとめ上げていきます。
水口拓寿ゼミ
漢文の壁を越えて
古典漢文で綴られた「思想」の言葉を、一緒に読み解きましょう。漢文という壁は高いことで有名ですから、このゼミは皆さんの時間と労力を大いに消費します。しかし、壁の向こうに身を乗り出すことができた瞬間、皆さんはきっと、このゼミから離れられなくなっているでしょう。
桃崎有一郎ゼミ
古代・中世日本を中心として歴史・文化の諸問題を探究する
中世日本を中心に、時代的には古代~戦国・織豊期まで、地理的には東アジア世界までを視野に入れて、歴史・文化に関する諸問題を探究し、卒業論文執筆に要する能力を養います。和様漢文の原史料を読み解き、関連文献も参照しながら、当時の社会の実相と思考様式に迫ります。
渡辺直紀ゼミ
韓国・朝鮮の〈いま〉をキャッチする
韓国・朝鮮の文化に関する基本文献を読み、互いに問題点を探し出して討論する授業です。また、個人研究も同時にやってもらっています。テーマの選定や文献調査、原稿の整理など、卒論の予行演習のような作業になります。