授業紹介

履修系統図 PDP Curriculum Map

ロンドン大学の授業は、体系的な学びで確実に知識が身につく積み上げ方式です。1年次にIFP(基礎教育プログラム)の期末試験に合格すると、2年次からBSc(専門教育プログラム)の履修が可能。以降3年間、毎年実施される試験に合格することで、ロンドン大学の学士号(BSc Economics and Management または BSc Economics)が取得できます。
BSc Economics and Management 履修モデル BSc Economics 履修モデル

履修系統図 PDP Curriculum Map
※図は経済経営学士号(BSc Economics and Management)を取得する場合の一例です。経済学士号(BSc Economics)の学位取得要件は異なります。

BSc Economics and Management 履修モデル

BSc Economics 履修モデル

授業詳細

IFP/武蔵大1年次:大学で勉強するための準備科目を学ぶ

IFP(International Foundation Programme):基礎教育プログラム
  • IFP 経済学 Economics
    • 経済学の重要な概念を学び、日々の問題について経済学をどのように応用していくのかを考え、経済学がさまざまな問題を理解する重要なツールであることを勉強します。
  • IFP 会計と財務 Accounting and Finance
    • Principles of Accounting の学習につながる導入科目として、会計学全般とファイナンスの基礎を学びます。
  • IFP 数学と統計学 Mathematics and Statistics
    • 経済学、経営学、金融、およびその他関係する分野で使用する数字と統計学の重要な概念と手法を学び、今後の勉強の基礎を身につけます。
  • IFP 国際関係論 International Relations
    • 世界中で観察されるさまざまな現代現象を理解するために必要な基本的な概念、理論、経験的情報を紹介します。なぜ戦争が起こるのでしょうか?国際機関は地球規模の問題を解決できるでしょうか?といった国際関係における中心的な疑問について考察し、どのような答えを提供できるかについて考えます。このコースは、学生が現代の国際関係問題を多様な視点から分析し、授業で学んだ理論的および経験的知識に基づいて現実世界を理解するのに役立ちます。
  • IFP 政治学 Politics
    • 政治学に関する入門科目として、各国の政治状況、大統領制や議院内閣制といった政治制度、政策に影響を行使しうる重要なアクターの役割について概観します。

BSc 1年目 /武蔵大2年次:経済学・経営学の基礎を学ぶ

BSc(Bachelor of Science):専門教育プログラム
  • BSc 経済学入門 Introduction to Economics
    • 消費者や生産者の選択、厚生経済学、総需要・総供給、失業、成長論、開放経済などミクロ経済学とマクロ経済学の基本概念やモデルについて紹介し ます。
  • BSc グローバルビジネス入門 Business and Management in a Global Context
    • 企業のグローバル化に際してマネジメント層に求められる対応について学びます。グローバル化の進む状況下において企業に求められるアクションへの理解を深めていくことをめざします。
  • BSc 数学1&統計学1 Mathematics 1 & Statistics 1
    • 数学では最適化に特に重点を置きながら微分・積分の基礎、線形代数、数列などについて、統計学では確率理論や推定・検定といった基本的な考え方に加えて初歩的な線形回帰分析と相関分析について紹介します。
  • BSc 会計学原理 Principles of Accounting
    • 財務会計と管理会計の基礎について学びます。理論だけでなく、実務に役立つように授業を行います。

BSc 2年目/武蔵大3年次:経済学・経営学の中心理論を学ぶ

BSc(Bachelor of Science):専門教育プログラム
  • BSc マクロ経済学 Macroeconomics
    • 景気循環、失業、インフレーション、成長論、開放マクロ経済、金融・財政政策のインプリケーションなどに関連する代表的なマクロ経済学モデルについて考察します。
  • BSc ミクロ経済学 Microeconomics
    • 消費者行動、企業行動、市場の機能、政府の役割を中心として、実社会の経済問題に対してミクロ経済学の視点からアプローチして分析を展開できる能力を養います。
  • BSc 数学2 & 統計学2 Mathematics 2 & Statistics 2
    • Mathematics 1 and Statistics 1 の内容を基礎として構築されており、微積分と線形代数のさらなるスキルを学びます。トピックには偏導関数、最適化、行列演算、微分および差分方程式が含まれます。統計の部分では、一般的に知られた分布とそのモーメント、多変量分布、ANOVA など、より高度な概念と理論を学びます。
  • BSc 経営学の基礎概念 Core Management Concepts
    • この授業では経営学と関連分野における基礎的な理論と概念が紹介されます。具体的には、経営戦略論、マーケティング、組織論、会計学といった分野について学習します。
  • BSc 国際関係入門 Introduction to International Relations
    • 歴史的な出来事のみならず今日の国際的な出来事も、国際関係論の理論的な見地から分析することができるようになることをめざします。
  • BSc 政治学入門 Introduction to Political Science
    • 政治学における基本的な理論や研究手法について学習するとともに、これらに基づき、政治的アクターの行動原理、政治制度の働き、政策的な帰結について探究します。

BSc 3年目/武蔵大4年次:経済学・経営学の応用を学ぶ

BSc(Bachelor of Science):専門教育プログラム
  • BSc 国際経済学 International Economics
    • 国際貿易および国際金融について学び、貿易のパターンと利益、貿易政策、為替レートの決定、マクロ経済政策の効果、金融危機などについて理解を深めます。
  • BSc 産業経済学 Industrial Economics
    • 経済学の視点から、企業の特徴・企業間競争の形態・価格設定・品質差別化・市場構造・産業政策について学び、産業をめぐるさまざまな問題を分析する能力を養います。
  • BSc 計量経済学 Elements of Econometrics
    • 計量経済学の基礎について学ぶコースで、クロスセクションの回帰分析に重点を置きつつも、時系列データの処理方法に関する基本的な考え方も取り上げます。具体的には最小二乗法(OLS)、ロジスティック/プロビット回帰、最尤推定法(MLE)、時系列データ使用に関する多くの重要な問題について学びます。このコースで学ぶ内容は、パネルデータ回帰分析や差分の差分法(Difference in differences, DID)など、より高度なテクニックを学ぶにあたり必要な基盤となります。
  • BSc ビジネス分析、応用モデリングおよび予測 Business Analytics, Applied Modelling and Prediction
    • この授業では、統計学を実際のビジネスに活用する方法を学びます。「ベイズの定理」と decision tree を使って、不確実な世の中での最適戦略をどう導くか、などを勉強します。また、Business Intelligenceソフトである Tableau を使った課題も提出します。
  • BSc 組織論 Organisation Theory
    • 経済学、心理学、社会学などが組織についてどう考えているかを学んだ上で、個々の目的にあった組織のデザインの仕方について学びます。
  • BSc 人的資源管理論 Human Resource Management
    • 企業・組織が従業員を採用し、定着させ、動機付けするためのアプローチを学びます。採用選考の手法、制度・慣習、従業員の管理方法、離職・解雇に関するポリシーなどを扱います。
  • BSc 国際政治経済学 International Political Economy
    • 国と国との関係、および国と企業や国際機関との関係を、国際関係論の見地から学び、グローバルな問題について理解を深めます。
  • BSc 貨幣経済学 Monetary Economics
    • 貨幣、その創造、管理が現代経済の中で果たす複雑な役割について概観します。貨幣供給の背後にあるメカニズムと、それがインフレ、金利、経済成長に及ぼす影響について学び、さらには金融政策と財政政策との関連や為替・金融市場の安定化などについても考察します。