グローバルスタディーズ専攻 ( GS専攻 )

グローバルスタディーズ専攻

グローバル社会を批判的に捉え、新たなつながりを自ら構築する。

グローバル・スタディーズ(Global Studies)の核心にあるのは、「つながり」を読み解く視点です。近年、戦争、パンデミック、テロ事件、自然災害、気候変動といった出来事が大きく報じられるなかで、遠く離れた他者の生活と私たちの日常が、想像以上に密接に結び付いていることに不安を覚える方もいるでしょう。しかし同時に、そうした出来事は、言語や文化の違いを越えた的確なコミュニケーションと協働がいかに重要かを、明確に示してきました。これらの危機への対応は、特定の国や地域だけの問題ではなく、私たちが共有する責任です。経済のグローバル化が減速していると言われる時代であっても、世界はなお、人・モノ・アイディアのネットワークを通じて深く相互につながっています。
社会運動が短期間で国境を越えて広がる現象は、共通の課題が異なる社会や文化のあいだで共鳴しうることを示しています。階級、人種、ジェンダー、セクシュアリティ、環境安全保障、社会正義といった問題は、人々を世界規模で動員し、国家の枠を越える新たな連帯やアイデンティティを形づくります。さらに、作家や芸術家は、古い序列や「当たり前」とされてきた価値観を問い直し、社会を変える力を生み出す存在として、常にこうした動きと深く関わってきました。
グローバル化に伴う課題は、政治家や外交官だけが担うものではありません。政策は、個人の創造性とコミットメントによっても形づくられ、変化は、人々が互いにつながり、自国の市民であると同時に世界の市民としての責任を自覚し、行動することで実現します。GSプログラムでは、こうしたテーマを安心して探究できる、温かく支援的な学びの環境を整えています。皆さんが、現代の相互接続された世界で主体的に行動できるよう、自信、自立性、文化的理解、そして実践的なコミュニケーション能力を着実に育むことを目指します。
グローバルスタディーズ専攻 アカデミック・ダイレクター
ポール・ミンフォード
 
 
  • Think critically about today’s interconnected world. Reach out to others.

    At its heart, Global Studies is about connections. The news stories about wars, pandemics, terrorist attacks, natural disasters, and climate change that have dominated headlines in recent years may have stoked fears about how closely our lives are linked to those of distant others. But such stories have also clarified the importance of effective communication and cooperation across language and cultural divides: addressing crises like these is a shared responsibility. Even if economic globalisation has slowed, today's world remains deeply interconnected through networks of people, products, and ideas. The rapid spread of social movements demonstrates how shared problems resonate across different societies and cultures; issues of class, race, gender, sexuality, environmental security, and social justice mobilise people around the world to form new allegiances and identities that reach beyond national borders. Writers and artists working in multiple media have always been intimately involved in these movements, questioning the hierarchies and orthodoxies of the past and generating pressure to transform societies. The challenges accompanying globalisation are not the business solely of politicians and diplomats; policy is shaped and change effected through the creativity and commitment of individuals, connecting with each other and alive to their responsibilities as citizens not only of their nations but also of the world. In the GS program, we strive to provide a friendly and supportive space where you can explore such issues while building the self-confidence, independence, cultural knowledge and communicative skills to act effectively in today's inter-connected world.
    GS Program Academic Director
    Paul MINFORD

グローバルスタディーズ専攻のポイント Key Features 

POINT1

多様なバックグラウンドを持つ教員と学生のコミュニティ
さまざまな言語的・文化的背景を持つ教員が、少人数の授業で学生と協力して、学生の学術的な探究心を育みます。学生が英語での学修やコミュニケーションに自信を持てるように、温かく相互にサポートし合える学修環境を整えています。


POINT2

アクティブ・ラーニングと学生の自律性の重視
ゼミナールを中心とした上で実習科目や課外学習の機会を取り入れたカリキュラムと個人にあわせたサポート体制は、主体的な学修と探究心を促進するように構成されています。これにより学生が自らの学修に責任を持ち、将来の目標を実現するための力を身につけることができます。


POINT3

創造性と主体性を育むCapstone Project(卒業論文、ポートフォリオ制作、アドボカシー・キャンペーン)
Capstone Projectでは、4年間の集大成として、従来の学術論文に加えて、アートや映像作品、エッセイや小説などのポートフォリオ制作、さらに社会問題の解決をめざすアドボカシー・キャンペーンの3つからもっとも適切な形式を選ぶことができます。指導教員や他のゼミ生と相談しながら、自らの学問的関心と将来の計画にあわせてCapstone Projectを遂行するプロセスから、創造性と主体性を育みます。

グローバル課題解決のため、多様なリベラルアーツ・カリキュラム

多様な科目と連携した柔軟なカリキュラムにより、国境を越えるテーマを学際的に探究可能。「歴史と政治」「言語と表象」「社会と文化」の専門分野を軸に、関心に応じて学びを深め、段階的に発展させていきます。

グローバルスタディーズ専攻の奨学金について