留学の概要(説明)

本学の国際化はここ数年目覚ましく進んでいます。2002年に国際センター(現グローバル教育センター)が開設されて以来、多くの学生が毎日相談に訪れ、相談件数が増えていることからもそのことは明らかです。そこで、ここでは本学で利用できる留学制度をご説明します。

武蔵大学の留学制度の大きな特徴は、その包括的支援体制にあります。

1年間(または1学期)の協定留学は誰もができるわけではありません。学内成績や語学資格で一定の基準を満たさなければならず、選考もあります。多くの場合、語学基準の達成が第一関門となります。

留学の意志を持っていながら、語学基準に満たない学生を支援する体制が必要ではないか。また、留学は語学力だけあればスムーズにいくものでは決してなく、行き先の文化、自国の文化についても事前に学ぶことも必要ではないか。このような視点から、武蔵大学では留学に意欲的な学生が活用できる様々なプログラムを準備しています。

また、海外への留学希望者と海外から武蔵大学に来ている留学生があらゆる次元で出会い、有機的な結びつきができる包括的なプログラムを提供しています。

協定留学、外国語現地実習を含む国際交流ログラムの詳細は、グローバル教育センターが発行している「国際交流ガイドブック」にも記載されています。
2023年度版については、こちら(72.2KB)からご確認いただけます。

協定留学制度 <1年間または1学期>

現在、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、オランダ、韓国、中国、香港、台湾、シンガポール、フィリピン、ベトナムに協定校があります。

協定留学は、原則として協定校間で同数の学生を派遣しあう制度です。留学先で得た単位は、単位認定手続きを経て審査により卒業単位として認められます。協定留学生となるためには、まず学内選考に合格し、次に留学先大学から入学許可を得る必要があります。
各年度の募集については、グローバル教育センターが実施する募集ガイダンスに参加してください。ガイダンスの日程は3Sに掲示します。

なお、協定留学制度のうち、協定校への授業料の支払いが免除となる交換留学については、派遣する学生の人数比率を原則1対1としています。このため、交換比率に不均衡が生じた場合は、人数調整を行う必要があることから、募集をしないことがあります。
協定校へ留学する場合、留学先の大学で単位を修得することが条件です*。

*留学先大学で単位を修得できなかった場合は、奨学金の返還を求められることがあります。

外国語現地実習(春季・夏季)

対象は全学部・全学年です。

外国語現地実習は、夏季休暇および2月~3月を利用して行われ、協定校において実施されます。申込みの際に履修登録申請をしておけば、留学先で得た修了証を提出することで、本学の卒業必要単位として認定されます。
上記協定留学制度と異なり、語学資格に関係なく誰でも参加することができます。

その他(英語による授業)

海外の協定校から本学へ本格的に交換留学生の受け入れが始まったのは、2003年度からです。これに伴い、受入れ留学生を主たる対象とした英語で教えるカリキュラム(EAS:East Asian Studies、東アジア研究)がスタートしました。東アジアの政治、経済、社会、文化、歴史等の分野に関する小クラス制の講義が行われています。

海外からの留学生だけではなく、学内でもこれから留学する人、留学から帰国した人、学内で留学と同じ体験をしたい人に広く開放されています。語学資格は特になく、修得した単位は卒業必要単位として認定されます。