海外で活躍する卒業生からのメッセージ

海外で活躍する卒業生からメッセージをお寄せいただきました。

2010年卒業

1.あなたのプロフィールを教えてください。

名前:前田 恭央
フリガナ: マエダ ヤスオ
勤務先(企業・団体等名/部署等):Yamazaki Europe GmbH
武蔵大学(卒業年/学部学科/ゼミ):2010年3月/社会学部メディア社会学科/小玉ゼミ                
出身高校: 埼玉県私立川越東高等学校

2.海外で働くことを目指したきっかけを教えてください。

大学時代から漠然といつかは海外で生活してみたいという気持ちがありました。
それは自分が大学時代に長期留学(交換留学)をすることが出来なかった後悔があったからかもしれませんが、具体的に意識したのは新卒で入社した会社の海外事業部で、海外企業と取引をした時です。
輸入雑貨の新規事業を担当していたのですが、取引先の開拓として日本から電話やメールで海外企業に連絡をとっても全く相手にされなかったのに、海外での展示会に参加し直接担当者と話をした所、契約を交わし取引を始めることが出来たことから、海外に身をおいて日本と繋ぐ仕事がしたいと思うようになりました。
30歳になるタイミングだったこともあり、行くならこれが最後のチャンスと思って決断しました。

3.現在の業務内容を教えてください。そこで武蔵大学での経験がどのように生きていますか?職場でのエピソードとともに教えてください。

強いていえば、短期の語学留学で得た海外文化への興味と英語への学習意欲でしょうか。
職場に関しては、転職して5月より今の職場で働き始めたのでまだ具体的なエピソードはありません。
業務内容はインテリア雑貨商品の販売営業とマーケティングで、新規顧客の開拓、契約締結における条件交渉、既存顧客への販売戦略の策定と実行、書類の準備、受注から出荷までの処理、手配等々です。

4.社会人としての今後の目標は何でしょうか? 「どのようなキャリアを積んで、どのようになりたい、資格をとりたい」という具体的な展望がございましたら教えてください。

まずは今の会社で自分がしっかりと貢献出来るようになることです。営業職を海外で経験するのは初めてなので自分にとって全てが貴重な経験値になると思っています。
また、私は語学も決して堪能ではなく長期留学も経験のない中、30歳を過ぎてから海外に渡りましたが、こんな私でも生活は出来ているし、楽しめているので、海外で働きたいという希望はあるけど、不安で中々一歩を踏み出せない人の背中を押してあげられる存在でありたいなという思いはあります。

5.大学生活を振り返って、学生時代で、特に印象に残っているエピソード (ゼミや授業等の学習面、部活・サークル・ボランティア等の課外活動、友人とのエピソード)を教えてください。

海外に興味を持つきっかけになったオーストラリアへの短期語学留学プログラムです。
あの強烈な経験がなかったらそもそも海外で生活したいという思いも持てなかったでしょうし、どこかで諦めていたと思います。

6.世界に飛び立つことを目指している在学生、そして武蔵大学を選択肢の一つとしてもらうために、受験生の皆さんへメッセージをお願いします。

〈在学生の方へ〉
よく人間は他人を勝手な基準で判断しがちです。またその誰かの勝手な基準で自分自身も判断してしまう時もあります。
誰かの基準で自分のやりたい事を諦めないで欲しいですし、最後まで自分自身を信じる強さを持って欲しいです。
そして貴方の人生なので貴方がやりたい事を自信持って突き詰めて下さい。
強い意志を持って行動を続けていればどんな形であれ必ずやりたい事に近づけます。私もその道の途中です。
一緒に頑張りましょう。
〈受験生の方へ〉
私が在籍していた頃より、環境もカリキュラムも更に充実しているようです。より海外文化に触れられる機会や卒業後に役立つようなプログラムも多くあり、自ら積極的に動けば、沢山新しい経験や知識を得ることが出来る大学です。
是非入学して大いに活用して欲しいと思っています。受験勉強頑張ってください。

2006年卒業

1.あなたのプロフィールを教えてください。

名前:長谷川 裕己
フリガナ: ハセガワ ヒロキ
勤務先(企業名/部署等):フリーランス(フランス) / DLCI(スイス)
                                  BNP ParibasでのEMEA IT部門への外部コンサルタント
武蔵大学(卒業年/学部学科/ゼミ):2006年卒/経済学科/梅田ゼミ、今井(英)ゼミ
出身高校: 埼玉県立朝霞高等学校

2.海外で働くことを目指したきっかけを教えてください。

在学中、フランス語現地実習に参加したことをきっかけに、2、3年程度、フランスで留学/就労ができればと思うようになりました。
その後、社会人3年目にIAE Aix-en-Provenceの修士課程への入学が決まりました。
修士課程の国際金融と日本での金融IT部門での就労経験をベースに進めないかと、留学中のインターン先を探していた結果、
インターンを経ての採用、労働許可の発行に至り、日仏2か国で仕事をするようになりました。

3.現在の業務内容を教えてください。そこで武蔵大学での経験がどのように生きていますか?職場でのエピソードとともに教えてください。

渡仏以降、BNP Paribas(パリ)、Société Générale(パリ)、野村證券(東京)といった日仏の金融機関のIT部門に
外部コンサルタントとして参画し、業務システムの刷新や保守など、様々なプロジェクトに参加してきました。
現在はBNPでのスイス案件のため、パリからジュネーブに移り、本部との橋渡しをしています。
在学中は、学内E-learningコンテンツ開発プロジェクトに梅田ゼミの一環として関わっていました。
在学中にプロジェクトの流れを経験できたことは、今の仕事のベースにもなっています。武蔵では経済分野は言うまでもなく、
IT関連のカリキュラムも多く、こちらも現在の基礎になっています。
 

4.社会人としての今後の目標は何でしょうか? 「どのようなキャリアを積んで、どのようになりたい、資格をとりたい」という具体的な展望がございましたら教えてください。

今後も金融とITの交点がメインのキャリアになると思っています。金融分野、IT分野のそれぞれでCFAやOracle等の資格
を取っているので、今後はCPA(会計分野)、もしくは仕事の範囲が広がるような分野にも手を伸ばせればと考えています。
そして、スイスの案件が終わる2022年には、海外滞在も12年となるので、その頃には日本に戻って、ヨーロッパでの経験を
活かした仕事ができればいいですね。
 

5.大学生活を振り返って、学生時代で、特に印象に残っているエピソード (ゼミや授業等の学習面、部活・サークル・ボランティア等の課外活動、友人とのエピソード)を教えてください。

渡仏のきっかけとなったフランス語現地実習では、当時、自分ですべて手配を行うという方針でした。
この経験は修士留学の予行練習だったのではないか、と今では思えます。
まったく知り合いも居ない土地に、家も決まっていない状態でスーツケースだけで現地にわたり、
渡仏前に連絡を取った不動産屋を探して訪ねたり、留学先の事務局、国際部を行き来して手続きを進めたり、
現地実習での経験が無かったら、厳しいスタートになっていたと思います。
在学中には梅田先生をはじめ、教員の方々、国際センター(当時)の職員の方々にお世話になりました。
留学準備に際しても、推薦状やアドバイスをいただき、卒業後も度々大学に関わっているので、今も大学生活の
延長のような気もしています。

6.世界に飛び立つことを目指している在学生、そして武蔵大学を選択肢の一つとしてもらうために、受験生の皆さんへメッセージをお願いします。

〈在学生の方へ〉
武蔵には色々な可能性の種があると思います。専攻とは全く関係のない授業の中(他学部の授業や語学関連イベント)
かもしれませんし、ゼミでのやり取りの中、授業の小話の中かもしれません。自分ができること、したいこと、
行ってみたい国、そういったものを混ぜ合わせ、実践できる環境があるので、少しでも興味があれば、担当の先生、
グローバル教育センターに一歩踏み出してみてください。
卒業後も国際学会やセンター主催のイベントで武蔵に関わったり、海外で先生との再会があったりと、長い付き合いです。
武蔵での出会いをぜひ大事にしてください。
 
〈受験生の方へ〉
入学した2002年に比べると、現在は国際分野のカリキュラム、支援が充実しています。
みなさんが世界を知る入口となるかもしれませんね。
2015年にはAPMS(Advances in Production Management Systems)の国際カンファレンスが武蔵大学で開催されました。
当時の学生の方々も運営に参加され、貴重な体験だったのではないかと、通訳兼運営として見ていました。
武蔵大学に入学された際には、面白く貴重な経験をベースに世界を目指してみるのもいいかと思います。
 

2002年卒業

1.あなたのプロフィールを教えてください。

高萩様
名前:高萩 真弘
フリガナ:タカハギ マサヒロ
勤務先(企業名/部署等):Temple University Athletics Sports Medicine Department
武蔵大学(卒業年/学部学科/ゼミ):2002年卒/経済学部経済学科/貫ゼミ・尾上ゼミ
出身高校:福島県立郡山商業高等学校

2.海外で働くことを目指したきっかけを教えてください。

卒業を前に今の進路に進もうと決めた時に、この道に進むのなら最先端の場で学ぶべきだと考えて、スポーツ医学の分野で世界を牽引する米国へ留学しました。卒業後のインターンや働きながら大学院に通う中で、こちらで現場の経験を積む事が自身の成長に繋がると確信し、米国に残り働く事を決め現在に至ります。

3.現在の業務内容を教えてください。 そこで武蔵大学での経験がどのように生きていますか?職場でのエピソードとともに教えてください。

テンプル大学のフットボールチームのAthletic Trainerとして医療業務全般を担当しています。選手の怪我や病気の予防、治療、リハビリ、練習や試合時の医療面の運営などを、医師を始めとする他の医療従事者と連携して行っています。武蔵大学時代にビジネスの基礎を学べたおかげで、今は別分野にいても経済感覚を持って働けている事、部活(応援団)を通じて他の運動部や学内団体、学内外の色々な職種・年齢層の方達と接する機会が多かった事は、あらゆる分野の医療関係者と働く今の仕事に活かされていると思います。

4.社会人としての今後の目標は何でしょうか? 「どのようなキャリアを積んで、どのようになりたい、資格をとりたい」という具体的な展望がございましたら教えてください。

スポーツの現場で働ける間は引き続き米国や欧州で経験を積み、最終的に何らかの形で日本のスポーツ医学界に貢献できればと思っています。今は働きながら博士課程で学んでいるので、身近な目標としてはまずはその学位を取得することでしょうか。

5.大学生活を振り返って、学生時代で、特に印象に残っているエピソード (ゼミや授業等の学習面、部活・サークル・ボランティア等の課外活動、友人とのエピソード)を教えてください。

授業ではやはりゼミの印象が残っています。今思えば担当教授や他の学生達とのグループワークやディスカッションは、米国の授業の形式に似ているので、こちらで授業を受けるための下地になったのではないでしょうか。また、応援団を通じて学内外を問わずあらゆる出会いがあったと事は、多種多様な人種・バックグラウンドの中で物怖じせずに人とコミュニケーションを取る上での自信に繋がったと思います。

6.世界に飛び立つことを目指している在学生、そして武蔵大学を選択肢の一つとしてもらうために、受験生の皆さんへメッセージをお願いします。

武蔵大学で学ぶ/経験する事は確実に世界に繋がります。私の勤務先であるテンプル大学とも交換留学が始まり、現在一期生の活躍によって武蔵に関心が寄せられています。グローバル化を進める武蔵大学から、今後より一層世界で活躍する卒業生が生まれる事を応援しています。

2001年卒業

1.あなたのプロフィールを教えてください。

名前:豊田 輝臣
フリガナ: トヨダテルオミ
勤務先(企業名/部署等):Wismettac Asian Foods
武蔵大学(卒業年/学部学科/ゼミ):2001年3月/人文学部欧米文化学科/川島ゼミ
出身高校: 都道府県 千葉県  私立 芝浦工業大学柏高等学校

2.海外で働くことを目指したきっかけを教えてください。

海外に出る事を意識したのは、社会人5年目です。
入社した会社(キユーピー)では、充実した毎日を送ってはいましたが、「この仕事が本当に自分が人生をかけてやりたい事なのか?」を自問自答していました。
そんな中、とある人との出会いから「自分の人生は自分で決めないといけない」と決意し、退社。渡米(MBA留学)を決意しました。

3.現在の業務内容を教えてください。 そこで武蔵大学での経験がどのように生きていますか?職場でのエピソードとともに教えてください。

現在は、marketing research analystとして、ワシントンDCで働いています。
武蔵での経験が、仕事で直接生きる事はありません。
しかしワシントンDCに住む他の社会人と比べて、私が学生時代で得てきた「体育連合会本部での経験」「授業を通じて学んだ知識」などが対話の中で役立つ事は多々あります。

4.社会人としての今後の目標は何でしょうか? 「どのようなキャリアを積んで、どのようになりたい、資格をとりたい」という具体的な展望がございましたら教えてください。

当初の渡米の目標の一つが、「アメリカでの起業」でした。
アメリカ永住権も取得できたので、現在起業に向けて準備をしている段階です。
その後は、日米の架け橋になる事を人生の目標にしています。
また、将来的にはMBA留学をしたい武蔵大学の卒業生向けに、私が出資する奨学金を作りたいという目標もあります。

5.大学生活を振り返って、学生時代で、特に印象に残っているエピソード (ゼミや授業等の学習面、部活・サークル・ボランティア等の課外活動、友人とのエピソード)を教えてください。

体育連合会本部での経験。
「3年次は学内実行委員会の副委員長として実務をやり、4年次は委員長として責任者との経験」を積みました。あくまでも、学生レベルでのイベント管理でしたが、あの経験は大きく今の人生に影響しています。
川島ゼミでの2年間(3~4年次)での経験。
決して川島先生が、手取り足取り教えるわけではなく、「自ら考える事」を主目的でゼミを進めていらしたので、他の一般的な他大学の学生とは待った違う学生生活を送る事が出来たと自負しています。

6.世界に飛び立つことを目指している在学生、そして武蔵大学を選択肢の一つとしてもらうために、受験生の皆さんへメッセージをお願いします。

武蔵大学の後輩へ
「世界に出る事を夢見る事はいい事です。しかし、現実はそう甘くはありません。それなりの覚悟を持って出てきて下さい。しかし、世界に出たら、そこには多くの可能性、出会いが待っています。それは、正直日本に居たら経験出来ない事です。アメリカでお待ちしております」
受験生の皆さんへ
「武蔵大学は一般的な知名度こそありませんが、その教育制度は素晴らしい大学です。しかし、その制度を自分のために利用し、プラスに出来るかどうかは自分次第です。本当に勉学とプライベートを充実させたいのであれば、武蔵大学は選択肢の中に入れるべき大学です。」