卒業論文報告会(人文学部)
卒業論文報告会とは?

完成度の高い論文や、ユニークな論文をまとめた人文学部の4年生が、4年間の集大成として発表します。文学、言語学、歴史、芸術、建築、スポーツ、思想、民俗などテーマは多岐にわたり、毎年、個性的な論文発表が行われます。プレゼンテーションの方法も多種多様。発表者はいかに効果的に伝えるかを考え、スライドや資料を駆使するほか、すべて外国語で発表を行う学生もいます。
人文学部 卒業論文テーマ
英語英米文化学科
- 東京の言語景観—多音声案内の実態と課題
- 「夢の国」の住人、キャストの民族誌
- バンクシー—ミュージアムの「内」と「外」をつなぐストリート・アーティスト
- ヴィクトリア朝イギリスの娼婦と江戸時代後期日本の遊女の社会受容比較
- イギリスの女性ファッションにおけるジャポニスム—開国から20世紀初頭に起きたキモノブームに至るまで
- なぜ『大草原の小さな家』はベストセラー児童小説として受け継がれるのか~著者ワイルダーの描く「人種」を読み解く~
- コミュニケーションにおけるフォローアップクエスチョンが与える影響について
- 王座への渇望と残虐性—『リチャード三世』における人間的弱さへの対処—
- 英国女性参政権運動と労働者階級女性 —ロンドン東部女性参政権運動連合(ELFS)と女性社会政治連合(WSPU)との比較の観点から—
ヨーロッパ文化学科
- 「ムーミン谷」というユートピア——トーベ・ヤンソンの夢見た世界
- ドイツにおけるジャガイモの文化的位置付けの変遷
- 技術と国家体制——戦時体制と戦後体制を貫くもの
- 絵本に内在するジェンダーバイアス——21世紀の日本と欧州の絵本の比較から
- ヨーロッパ異教の狼観——ギリシア・ローマ、北欧の神話・伝説から見る狼の姿
- 人間とはどのような存在か——パスカル『パンセ』を中心に
- スペインの少数与党政権における政党政治——交渉能力と交渉の選択肢の視点から
- ドーム建築の美と精神性——ルネサンス時代のイタリアを中心に
- パリにおけるメトロ開業の歴史——メトロ計画と都市の発展
- 昔話の英雄はなぜ窮地に陥るか
日本・東アジア文化学科
- 『ファン・ジニ』ドラマ論—新たに描き出された黄真伊の姿—
- ヒット曲の歌詞に表現される人物像とことばづかいの関係——昭和と平成の歌詞分析を中心に——
- 近世におけるアイヌ民族の鍬形について
- LINE上で行われるコミュニケーションと非言語情報の関係性について
- 「ゴジラ対ヘドラ」に見る公害報道
- 標準語の制定、恒常化への過程—明治・大正期の新聞からの考察
- 『丹後国風土記』逸文の水江の浦の嶼子——蓬山は〈とこよのくに〉なのか——
- 古代における鳥装
- 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』論——「ほんとうの幸」から読みとる賢治の自己犠牲
- ありのままを見つめ、生き方や関係を世界に探し続けること——キム・ボラ監督『はちどり』論——