成長を実感した履修生からのメッセージ

学部横断ゼミの魅力を履修生に聞きました

主体性を求められる環境に身を置いたことで自身の変化を実感

社会学部メディア社会学科
神奈川県立生田高等学校 出身

Q.学部横断ゼミによって、自分自身の中で起こった変化や成長を感じた部分があれば、教えてください。

活動中には、さまざまな人の考えに触れ、同時に仲間や、自分自身に向き合う中、多くの学びがありました。「人から知ること」「人を知ること」という意識の変化が、大きく2つの行動に影響を与えました。
1つは、就職活動においてでした。OBを積極的に訪問し、実際に働いているからこその視点やエピソードを具体的に知ることで、自分の視野や考え方が広がりました。その業界のいい所だけでなく、大変なところも臆せずに聞けたので、選考対策だけでなく、内定後の不安やギャップの解消にもなりました。
そして2つ目は、4年生の夏に「武蔵大学学生海外研修奨学金」を利用して渡英したことです。学部横断ゼミで、人と関わり、人の考えを知ることで、自分の視野の狭さを感じ、海外の人や文化をもっと知りたいと思ったためです。この経験も、人として軸になる部分を成長させてくれたと感じています。

Q.他の授業やバイト、就職活動などとの両立で工夫した点を教えてください。

他の授業との両立に関しては、1・2年次に頑張って単位を取っていたので、余裕はありました。しかし、3年次秋学期に履修をしたため、就職活動との両立は大変でした。就職活動と学部横断ゼミを両立するために、それぞれに工夫することを意識しました。
まず就職活動においては、受ける業界やインターンの選考を受ける時期を絞っていたことです。広く浅くではなく、狭く深く業界を絞っていたことで、考える範囲が狭まり、面接対策やエントリーシートに要する時間をセーブしました。メリハリをつけて活動し、どちらかを疎かにしたり、中途半端に両方手をつけるということをしないように努めました。メンバーとの信頼関係を日ごろから築き、就職活動のため学部横断ゼミの活動を途中で抜けてしまう場合に不信感が生まれないような努力も心がけていました。

Q.このゼミでの経験は、就職活動や将来の進路にどのような影響を与えましたか?

企業は組織で動くので、エントリーシートや面接時にチームでの活動をとても重要視します。その中で、チームで実際の企業と連携しながら活動をした学部横断ゼミの経験は、ほとんどの企業から強い興味を抱かれました。また、学部横断ゼミの経験を経て成長したことにより、面接時の伝え方や姿勢、自信などにも良い影響があり、後悔のない就職活動ができました。
学部横断ゼミの課題で、企業の社会的な責任やSDGsなどを研究する中でその取り組みに興味を持ち、自分自身も何かしらサステナビリティへの影響を与えられる事業に携わりたいと思ったことがきっかけとなり、会社の事業の一環としてそれらに貢献することを推進している企業に就職することに決めました。