成長を実感した履修生からのメッセージ

学部横断ゼミの魅力を履修生に聞きました

正確な自己理解が進んだことが収穫でした

経済学部金融学科 
埼玉県立浦和商業高等学校 出身

Q.履修に当たって、期待していたこと、また不安だったことがあれば教えてください。

期待していたことは2つあります。
一つ目は忌憚なく意見を言えるメンバーと出会うことです。学部横断ゼミの活動では話し合うことが大切だと感じていましたので、遠慮なく意見を何でも言い合えるような仲になりたいと思っていました。
二つ目は企業との交流です。学生の時は、実際の企業の方と話せる機会はなかなかありません。将来就職活動をするうえで、良い経験になるだろうと期待していました。
反対に不安だったことは、自分自身がチームでしっかり活動できるかという点です。私は履修する前は一人で活動することも多く、チーム活動をあまり経験していませんでした。どうやってチームメンバーと関係性を築けばよいか分からない点が不安でした。

Q.これまで履修したゼミや講義と学部横断ゼミで違う点はありましたか?

学生が主体的に動かないと何も始まらないのが、このゼミの特徴です。なぜなら、関わりあう人全員が横の関係になっているからです。
例えば、担当の教員からは「これを調べなさい」という指示はありません。先生も横の関係であり、履修生全員で疑問点や解決策を見つけ、シェアしていきます。
学部横断ゼミの話し合いでは、相手の意見をまずは聞き、その後に自分の考えを周りの人に伝えます。この一連の流れは全て、学生が能動的に動かなければ達成することができません。
学生が主体的に活動し、他学部の異なる考えを相互に理解しながら進める点は、このゼミならではだと思います。

Q.学部横断ゼミを履修して一番良かった点を教えてください。

正確な自己理解が進んだことです。具体的には2つあります。
1つ目は、自身の強み・弱みを見つけられたことです。私は話し合いで進行役は得意でしたが、反対に周りがワクワクするような案を出すことが苦手で、柔軟な思考が足りないことを実感しました。0から1を生みだすことは苦手ですが、1から10に組み立てていく方が楽しく得意であることに、初めて気付くことができました。
2つ目に、個の能力が組み合わさると、大きな成果に結びつくことに気づいたことです。私は今まで一人での活動が多く、「一人の力でもどうにかなる」と少なからず考えていました。しかし、学部横断ゼミでは絶対に一人の力では達成できない課題が与えられます。チームで動くからこそ大きな成果が達成でき、そのために私の強みをどう生かしていけるかを考えながら活動することができました。
この経験が、学部のゼミやインターンシップなどの次の活動に良い影響を与えています。