学芸員課程に関するQ&A

  • A. 資料(作品)の収集や保管をし、それを展示している場所をいいます。展示はただ資料を並べるだけでなく、教育的配慮の下に行われなければなりません。そのためには資料の調査研究が必須であり、博物館は研究機関でもあります。その一方、魅力的な収集資料を見ることには大きな喜びや楽しみがあり、文化的なレクリエーション施設ともいえます。
  • A. 博物館は資料(作品)がなければ成り立ちません。その博物館資料に直接関わるのは学芸員の仕事です。具体的には、資料の収集、保管、展示、整理、調査研究、教育普及(ボランティアの育成なども含まれます)等を業務としています。
  • A. 博物館運営の実態、実務を理解することが目的です。そのために、武蔵大学では実際に博物館や美術館を訪問して学芸員の話を聞いたり、資料の取り扱いや記録・保存の一環となる撮影方法などを実習を通して学ぶプログラムを実施しています。
  • A. 人文学部以外の経済学部、社会学部の学生も履修することができます。博物館は、美術館や文学館も含まれる多様な機関です。履修の仕方に学部によっての違いはありますが、学部の特性を活かした学びを通じて、自分にしかできない学芸員像を築いていってもらいたいと考えています。
  • A. 定員は一学年あたり20名ですが、毎年応募人数が異なるため、年度によって人数にばらつきがあります。近年では10~16名前後の学生が履修しています。
  • A. 2年次の9月~10月頃に書類と面接による選考が行われます。選考は試験ではありません。3年次、4年次の博物館実習に臨む姿勢と意欲を確認する場と考えてください。
  • A. 課程登録費として2年間で35,000円かかります。そのほか、博物館の見学や実習、研修旅行でかかる交通費や宿泊費といった費用は自己負担となります。
  • A. 学芸員課程を履修すれば、試験を受ける必要はありません。必修科目の単位を修得し、館園実習(大学外の博物館で行われる実習)に行くというカリキュラムを経て、大学卒業と同時に資格を取得することができます。
  • A. 学芸員として博物館や美術館で働くには学芸員資格が必要になります。それ以外でも、実習を通じて獲得した知見は、美術品専門の運送会社や、展示施行会社、展覧会図録など美術系出版社、博物館と関連する企業はもちろん、その他一般企業でも積極的に活かすことができます。
  • A. 博物館学芸員(常勤、嘱託、任期付など)のほか、学芸員資格を活かした一般職への就職実績があります。
  • A. 必修科目の履修や、毎授業の準備、実習への参加、日頃の積極的な博物館訪問などさまざまなことが求められますが、計画的に進めることで、アルバイトとの両立も可能です。教職課程や学部横断ゼミとの両立を図ることもできます。ただ、その場合には、かなりスケジュールが厳しくなることが予想されるため、計画性をもって履修計画を立てる必要があります。
  • A. 必修科目と選択したい専門分野の科目の履修に努め、日頃から博物館や美術館に積極的に行くことが望ましいと考えられます。
  • A. 知識があることが望ましいですが、学芸員課程分野の科目や学芸員課程の履修を通して、意欲的に学んでいく姿勢が大切になります。また、積極的に博物館や美術館へ訪問し、自主的に知識を深めることも重要です。 
  • A. 必修科目は全12科目で、2年次までにそのうちの4科目以上を単位修得済み、または履修中であることが学芸員課程への申し込みの応募条件となります。また、選択したい専門分野の講義科目を4科目8単位以上、ゼミ・演習科目を2科目4単位以上履修することも必要になります。
  • A. 新年度のはじめに1年生と2年生を対象とした「学芸員課程ガイダンス」が行われます。そこで、担当教員や学芸員課程生(4年生)から詳しい説明を受けることができます。また平常時は、学芸員課程事務室までお問い合わせください。
  • A. まず、博物館・学芸員の役割と使命を十分認識することが大切です。博物館は多くの人々の繋がりの上に成り立っています。その繋がりの中に、どんな職務や任務があるのかを意識することが大事です。どんな仕事でも館の役に立ちます。判らないことや疑問を持ち越さず、 学んだことは周囲の人たちと共有していく。そうすれば、自ずと役割や使命が見えてきます。ですから、実習を通じて、社会で活躍するための基礎力を培うこともできるのです。

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武蔵大学 学芸員課程

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