学芸員課程の特長とカリキュラム
学芸員課程では、卒業に必要な単位の修得に加え、学芸員の業務に必要な基礎技術や博物館学の専門知識を学ぶことで、学芸員資格の取得を目指します。また企画から実践、報告書作成までを行うグループワークにより、実際の博物館での業務に順応できる応用力や柔軟性を養います。

特長
学生が主体となる 実践的な学び
学生が決めた学習テーマをもとに博物館を訪問して運営について学び、美術品の取り扱いや写真撮影といった基礎技術、刊行物の制作など、実践を通じて学芸員の業務に必要な知識や基礎技術を身につけることができます。
学内で企画する 「展示実習」
オープンキャンパスでのテーマ展示や美術品取扱いの実演など、実践的な活動を伴う質の高い教育プログラムを実施しています。学生が各自の新しいアイデアを試す場にもなっています。
4年間の集大成 「課程修了展覧会」
学芸員の業務はさまざまな方と連携し、協働することが求められます。課程修了展覧会では学んだ成果を生かすとともに、皆で協力して目標を達成するために必要なコミュニケーション力を養います。
学芸員課程生の4年間
1~2年次は、主に博物館学の専門知識を学びます。2年次秋に課程登録をおこない課程生となった後は、3〜4年次の2年間にわたり履修する「博物館実習」で、学芸員の業務に必要な知識や基礎技術を身につけます。

[3年次]博物館実習1、2
- 見学実習……日帰りで東京圏内の博物館を訪ね、学芸員から講義を受ける
- 夏季研修旅行……地方の博物館を訪ね、学芸員から講義を受ける
- 実務実習……学芸員の業務に必要な基礎技術を習得する
- 課程報告書の刊行……年間の課程活動の記録を作成し、編集する
[4年次]博物館実習3、4
- 館園実習……実際に博物館で学芸員の実務を経験する
- 展示実習……展覧会企画書の作成やプレゼンを経て、課程修了展覧会を開く