2013.12.13

Category:経営学科

経営学科 准教授 土屋 直樹

プレゼンテーション

前回の記事(5月)に書きましたが、今年度の1年生の教養ゼミナールでは、グループごとに調査対象とする業界を決めて、そのなかで何社か会社を選んで、損益計算書、貸借対照表などの簡単な分析を行った上で、何か面白そうなテーマを考え、調べてまとめて発表しようということにしました。

プレゼンテーション

学生たちが選んだ業界は、家電、自動車、スポーツ用品、製菓、コンビニ、総合スーパーでした。テーマとしては、業界の中で好調な企業がどのように新規市場を開拓してきたのか、この業界では各社とも海外への事業展開がうまくいかないのは何故なのか、親会社との関係が営業成績とどうつながっているか、ブームに乗った会社と乗り遅れた会社の違いはどこにあったのか、といったものでした。

 

テーマを決定するのに時間がかかったグループが多かったようです。面白そうで、勉強になりそうで、実際に調べることも可能なテーマを、具体的に考えるのは難しいです。その分、関連した資料、データを集めて分析し、発表のストーリーを考えて、スライドを作成する作業にかける時間がやや少なかったと思います。

 

7月の最終の授業日にプレゼンテーションを行いました。原稿の棒読みなどをせず、また聞き手のレベルに合わせて話しをすること、見やすく理解しやすいスライドを作成することなど、それなりに出来ていました。他方で、話の筋道がきちんと立てられているか、主張の裏付けとなる適切なデータを示せているか、という面では、難しかったようです。

 

「自分が今まで知らないようなことを学ぶことができた」。「会社について調べていくうちに面白い発見があって楽しかった」。「仲間に恵まれ皆で協力して準備ができた」。「肝心なデータがなかったので説得力はなかった」。「具体的な数字が示されたデータを集めることが出来ず推測が多くなってしまった」。「調べたことを盛り込みすぎて時間をうまく使えなかった」。「何を伝えたいのかを考え、そこに向けて作業することを常に心がけていた」。学生たちの感想の一部ですが、大学では、受け身的に学ぶだけではなく、自ら主体的に考えて、問題を見つけ、探求していくことが大事です。その難しさと同時に面白さが少しは分かってもらえたかもしれません。

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