経済学部ゼミブログ

2025.02.17

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チームでやり遂げた1年間—組織行動研究と江古田キャンバスプロジェクト—

ブログ投稿者:経営学科 教授 伊藤 誠悟

伊藤 誠悟 専門ゼミナール第2部では組織行動をテーマに研究と産学連携プロジェクトを実施しています。以下は、学生の体験記です。(伊藤 誠悟)
今回は、伊藤 誠悟ゼミにおける3年生の活動を、「研究」と「江古田キャンバスプロジェクト」の2つのテーマに分けて振り返ります。

【研究活動について】
伊藤 誠悟ゼミでは、「組織論」をテーマにチームごとに分かれて研究を進めました。ゼミ生のほとんどが実証研究の経験がなく、論文の調査方法や統計学についても知識が不足している状態からのスタートでした。特に統計学については、初めは内容を理解するのに苦労しましたが、ゼミ内でプレゼンテーションを行い相互に理解を深めるとともに、進捗確認を繰り返しながら研究を進めていきました。
最終的には、合同ゼミやゼミ大会で発表できるレベルに内容を仕上げることができました。
参考までに研究の流れを記載します。

研究の流れ
4月~7月:統計学の学習、チームごとに研究テーマを設定
8月:ゼミ合宿でアンケート・インタビュー結果を報告
9月~11月:アンケート結果を基に仮説の検証・考察
11月~1月:合同ゼミやゼミ大会での発表
  • ゼミ合宿(茨城県)
  • ゼミ大会で優勝!
マスコットキャラクター総選挙のポスター
江古田キャンバスプロジェクトについて】
西武鉄道株式会社、日本大学芸術学部、武蔵野音楽大学とともに江古田の街の魅力を発信するプロジェクトです。
今年度は、特例として同じ学年が2年連続でプロジェクトを担当しました。このプロジェクトはゼミの研究と並行して進めたため、授業中は研究活動、授業外にプロジェクト活動を行いました。
最初のコンセプト作りから苦戦しましたが、ゼミ生全員や街の方と話し合いを重ね、「もっと自分らしく、ずっと江古田らしく」に決定。最終的に、マスコットキャラクター総選挙など4回にわたる企画を実施し、参加者の皆様にも楽しんでもらえたと思います。このプロジェクトは、ゼミ生だけでなく、他の大学の学生や先生方、西武鉄道株式会社、地域の方々など、たくさんの人が関わります。多くの方のご協力をいただきながら、楽しく企画を進めることができ、このプロジェクトを経験して良かったと実感しています。

プロジェクトの流れ
2月~4月:コンセプト作り・企画立案
4月~8月:企画準備
9月~12月:毎月1回の企画実施
今年度はトラブルや課題も多く発生しましたが、それぞれがリーダーシップ/フォロワーシップを発揮し、ゼミ全体で研究・プロジェクトをやり遂げることができたと思います。
(合間には、ゼミ生同士で雑談や食事会を行う機会も多く、研究・プロジェクトだけではない充実した1年でした!)
私たちには最後に卒業論文が待ち受けているため、この経験をバネに、より深みのある研究を進めていきたいと思います。次年度に行う江古田キャンバスプロジェクトについても、どのような形になるのか今からワクワクしています。

最後に、今年度ゼミ生が行なった研究のテーマを記載します。
・学生のプロアクティブ行動の研究
・複数人によるリーダーシップとプロアクティブ行動の関係性
・社会人における自己決定感を高める要因とは?
・武蔵大学生のゼミでのリーダーシップ能力に関する研究
・女性のリーダーシップと職場環境

伊藤 誠悟 専門ゼミナール第2部の2024年度のゼミナール活動についてご紹介しました。