経済学部ゼミブログ

2024.12.04

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夢を叶えた人の「キャリア」とは?~「キャリア」と「ダイバーシティ」インタビュー調査

ブログ投稿者:経営学科 准教授 内藤知加恵

プレ専門ゼミ内藤クラスでは、キャリアとダイバーシティをテーマに学んでいます。しかし、多くの一年生にとって、キャリアもダイバーシティも、身近ではありません。働く人たちは、性別や年齢など、多様な背景を持ち、結婚や出産、介護などいろいろなライフステージを経ることもあります。その人たちは、どのようなキャリアを持っているんだろう?大学時代には何をしていたんだろう?どんな壁を経験するのかな?そんな疑問から、一年生はインタビュー調査をすることにしました。
 
今回インタビューをさせていただくのは、武蔵大学卒業生の高須沙知子さん。高須さんは、一般企業を経て、キャスターとして活躍され、二児の母でもあります。

キャスターのお仕事は、ニュースや台本を読むだけではありません。事前の勉強や取材、インタビュー、番組スタッフとの綿密な打ち合わせなど、様々な側面があります。そんなキャスターというお仕事の魅力や、学生時代に何をしていたのか、それがその後どう役立ったのか、具体的にどう行動されたのか、学生が相談して質問項目を作り、分担してインタビューをしました。
自分達の考えた質問を、一つ一つ聞いていきます。
皆、真剣な表情で高須さんのお話に聞き入っていました。
以下、学生の感想を一部掲載します。
 
「高須さんも学生時代に特にやりたい仕事が無かったとおっしゃっていて、本当にささいなことがきっかけで、将来やってみたいことが見つかるのかもしれないなと思ったら、少し気が楽になりました。私はすでに興味のある職業がありますが、これからこんな仕事も良いなと思うこともあると思うので、もう少し視野を広げてみようと思いました。」
 
「夢だったキャスターの仕事につけた事で、どんなに苦しい状況でもそこで得た事を自らの力にしようと行動していたというお話を聞き、高須さんの強い心と夢を叶えた人の輝きを感じ、お話を聞いているのがとても楽しかったです。」
 
「特に印象に残っていることは、『大学生の自身にアドバイスをするなら』という質問に対する、『やってみたいと思った事は行動に移すべき』という返答です。私自身、あきらめてしまうことが多かったのですが、同じ大学出身である高須さんからその言葉を聞き、やりたいことは身の程知らずでもいいから挑戦してみようと思うことができました。」
 
「高須さんがアドバイスしてくださった、目を見て話すこと、相手の話を聞きとることというのは就職活動だけでなく、普段の日常生活でも人とのコミュニケーションを取る中で重要な事だと感じたのでその2つを意識して生活していきたいです。」
 
「高須さんの学生時代の経験や、仕事を続けていくうえでのモチベーションの保ち方、仕事と私生活の両立の仕方などを聞くことができ、自分の今やるべきことは何かが考えやすくなった気がします。『経験してきたことすべてに無駄なことはない』『厳しい場面に直面したことはあったが、それもすべて学びだった』というお言葉に強く衝撃を受けました。」
 
 

学生からの問に、目を見て、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。
高須さん、本当にありがとうございました。