経済学部ゼミブログ

2024.06.07
- 経済学部
- 経営学科
スタバで体験!インクルージョン×経営
ブログ投稿者:経営学科 准教授 内藤知加恵

武蔵大学経済学部経営学科、教養ゼミナールA・Bの1年生達がやってきたのは、スターバックスコーヒーnonowa国立店。

スターバックスは、皆さんにもお馴染みのコーヒーチェーンですよね。
実はこの店舗は、日本で唯一のサイニングストア、つまり手話や指差しで注文することができるお店なんです。聴覚障がいを持つ方が中心となって生まれた店舗で、聴覚に障がいを持つパートナーの方が多く働いています。
実はこの店舗は、日本で唯一のサイニングストア、つまり手話や指差しで注文することができるお店なんです。聴覚障がいを持つ方が中心となって生まれた店舗で、聴覚に障がいを持つパートナーの方が多く働いています。

一体、どんな工夫がされていて、お店の方はどのように働いているのでしょうか?また、お客さんは何を感じるのでしょうか?
今回は、事前にご相談の上、混雑していない時間を選び、人数を分散して、全員が指差しや手話で注文することにしました(ご協力いただいたお店の方、ありがとうございました)。
学生たち、うまく注文できるかな?
今回は、事前にご相談の上、混雑していない時間を選び、人数を分散して、全員が指差しや手話で注文することにしました(ご協力いただいたお店の方、ありがとうございました)。
学生たち、うまく注文できるかな?
最初は不安そうだった学生ですが、全員が欲しいドリンクを注文しました。
●パートナーの方の対応についての感想
「商品を受け取るとき、店員さんが手話で『ありがとう』の動きをしてくれて私も手話で返せたのでうれしかったです。受け取るときのその手話しかできなかったけど、ずっと笑顔で対応してくれて、素敵であたたかいと思いました。」
「私がドリンクをすべてこぼしてしまった時、拭くものをもらおうと自分のスマートフォンのメモ機能で文字を拡大して伝えると、すぐに理解をしてダスターを持ってきてくださいました。」
「店員さん同士が何回も確認しあっていることが印象的でした。店員さんがお客さんの目を見て話をしていたことも印象に残りました。何よりも店員さんが、耳が聞こえる聞こえない関係なく温かい人ばかりでした。」
●店内の工夫についての感想
「まず注文の仕方に驚いた。私たちは普段、口頭で注文するが、nonowa国立店ではサイズやコップの種類、店内で飲むか持って帰るかなどを紙に書かれている図を指さして注文した。また自分の頼んだ商品ができたら、大きな画面に自分の番号が表示され、聴覚に障がいがある人も、私たちと同じようにすぐに自分の順番がわかるようになっていた。」
「このお店にあったほとんどの机は人と向かい合って座れるようになっていて、手話や口話を使う人たちにとって会話をしやすいような作りになっていた。」
●一方で、難しいと感じたこともあったようです。
「声を出せないと、自分のよみとった意味があっているかわからないので、ただ注文するだけでも難しかった。」
「僕は手話で会話することができないし、店員さんも僕と会話をすることができないので相手が何を考えているかは全くわからなかったけど、店員さんが終始笑顔で接客してくださったので自分もいい気持になった。」
●これから先のことを考えてくれた人もいました。
「今回は焦らないようにすべて指差しで注文してしまったが、次に訪れた際には店内のボードを確認しながら手話を織り交ぜた注文にもチャレンジしてみたい。」
「このようなお店を色んな人が知ることで耳の聞こえない人たちがもっと働きやすく、暮らしやすい世の中になると感じた。」
「日常生活の中で、指文字や手話と出会うきっかけはそれほど多くないので、そのようなきっかけも増えていけばよいと思いました。」
「すべての人がお互いを尊重し支えあう『インクルーシブ社会』実現への取り組みは素晴らしいことだと思うと同時に、今後さらにこういった取り組みが進んでいくことを期待したい。」
それぞれが、様々なことに気づき、感じ取ってくれたようです。
お世話になったnonowa国立店の皆様、ありがとうございました!
「商品を受け取るとき、店員さんが手話で『ありがとう』の動きをしてくれて私も手話で返せたのでうれしかったです。受け取るときのその手話しかできなかったけど、ずっと笑顔で対応してくれて、素敵であたたかいと思いました。」
「私がドリンクをすべてこぼしてしまった時、拭くものをもらおうと自分のスマートフォンのメモ機能で文字を拡大して伝えると、すぐに理解をしてダスターを持ってきてくださいました。」
「店員さん同士が何回も確認しあっていることが印象的でした。店員さんがお客さんの目を見て話をしていたことも印象に残りました。何よりも店員さんが、耳が聞こえる聞こえない関係なく温かい人ばかりでした。」
●店内の工夫についての感想
「まず注文の仕方に驚いた。私たちは普段、口頭で注文するが、nonowa国立店ではサイズやコップの種類、店内で飲むか持って帰るかなどを紙に書かれている図を指さして注文した。また自分の頼んだ商品ができたら、大きな画面に自分の番号が表示され、聴覚に障がいがある人も、私たちと同じようにすぐに自分の順番がわかるようになっていた。」
「このお店にあったほとんどの机は人と向かい合って座れるようになっていて、手話や口話を使う人たちにとって会話をしやすいような作りになっていた。」
●一方で、難しいと感じたこともあったようです。
「声を出せないと、自分のよみとった意味があっているかわからないので、ただ注文するだけでも難しかった。」
「僕は手話で会話することができないし、店員さんも僕と会話をすることができないので相手が何を考えているかは全くわからなかったけど、店員さんが終始笑顔で接客してくださったので自分もいい気持になった。」
●これから先のことを考えてくれた人もいました。
「今回は焦らないようにすべて指差しで注文してしまったが、次に訪れた際には店内のボードを確認しながら手話を織り交ぜた注文にもチャレンジしてみたい。」
「このようなお店を色んな人が知ることで耳の聞こえない人たちがもっと働きやすく、暮らしやすい世の中になると感じた。」
「日常生活の中で、指文字や手話と出会うきっかけはそれほど多くないので、そのようなきっかけも増えていけばよいと思いました。」
「すべての人がお互いを尊重し支えあう『インクルーシブ社会』実現への取り組みは素晴らしいことだと思うと同時に、今後さらにこういった取り組みが進んでいくことを期待したい。」
それぞれが、様々なことに気づき、感じ取ってくれたようです。
お世話になったnonowa国立店の皆様、ありがとうございました!