2019.12.06

Category:2019年度後期

議論が停滞した時には、一度立ち止まってみる

 

12月2日(月)の2時限目に授業が行われました。2チームともに作成中の『CSR報告書』に、<だれに><何を><どのように>伝えたいのかについて、チームで話し合いが進んでいました。教員からは「2チームともに報告書に対するこだわりが出てきている。報告書作成にはチームメンバー全員の知識が必要になってくるので、情報共有をしっかりしてほしい」という声かけがされていました。

 

議論は活発に行われているのに、傍から見ていると停滞しているなと感じる場面がありました。自分の意見を皆の前で話しフィードバックを受けることにことは慣れてきたものの、相手の意見に対して踏みこんだ発言ができない遠慮がまだあるように感じられます。

教員から「チームになれているか?」という言葉がかけられていましたが、一人ひとりが『CSR報告書』作成という課題に対して当事者意識を持って取り組むことがならなければチーム全員の息吹がかかったものは作り上げることはできません。「チームとは何だろうか」、「どんなチームにしたいのか」ということを、一度立ち止まって考えてみることも大切な時間です。

 

 

来週はいよいよ『CSR報告書』のドラフトを教員に提出します。毎回、学生たちは30ページほどの報告書を仕上げますが、短期間の間にコンセプト・レイアウト・文章も自分たちで考え作成するということは、負担が重い作業です。自分の学部のゼミや部活動・アルバイトとの両立もしながらなので、なおさらです。学生たちにとって、達成困難な状況を生み出すことで、チーム全体で協力せざるを得ない環境であることを自覚してもらっています。

 

この授業の目的として、社会人基礎力を育成することがあります。異なる専門性・価値観を持つ他学部の学生同士が一つの課題に向けて取り組むことで、同一学部内のゼミでは経験したことのない種類のチームワーク、リーダーシップ、自己管理力を身に付けることを企図しています。

この授業で何を経験し、何を学ぶのか。その集大成が『CSR報告書』の作成です。

企業の想いを受けて、チームメンバーの想いを受けて、『CSR報告書』をどのようなカタチで表現するのか、楽しみにしています。

 

 

最後に学生の授業後の日記を紹介します。

「12月になって、最終発表会まで3週間を切り、グループ全体の緊張感や、やる気もより高まってきた。他のメンバーも日記に書いていたが、私達のグループは担当企業から事業発展計画書を頂くことができ、今まではほぼ自分たちだけで集めた情報しかなかったが、より細かい情報や企業の熱い思いについて知ることができ、大変有難かった。しかし、その一方で事業発展計画書の読み込みを各自で行う時間を設けたため、先週1週間、特に前半は議論がほぼストップしてしまい、当初の予定や他のチームに比べて遅れをとってしまった。なので、ここからは最後焦ることのないようにペースアップをしながらも、目の前の課題一つ一つに直実に取り組んでいきたい。

また先週1週間は、事業発展計画書の呼びかけや、教授とのコンタクトなどを行い、自分の知識の薄さなど力不足さも痛感したが、主体的に動いたり、周りに働きかけて巻き込んでいくことは以前と比べて出来ていたと思う。しかしまだまだであると思うので継続的に意識していきたい」

 

「最近の話し合いでは、「〜については誰々が知ってるから、得意だから、聞いてみよう」と言った言葉が出るようになった。メンバー間で学部の特性やその人の得意不得意などが共有されていて前よりもチームになった気がした。前に先生がおっしゃっていたが、1人1人が大事な戦力であることを強く感じている。限られた時間の中で、個人が力を発揮しながらチーム全体で満足のいくものをつくりたいと思う。せっかく材料が揃っているのだからそれに見合う良い報告書を作りたいと強く思う」

 

記:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

 

【お知らせ・12月21日 三学部横断型ゼミナール・プロジェクト 最終報告会】

三学部横断型ゼミナール・プロジェクト(授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」)の最終報告会を開催します。

どなたでも学生の発表を聴くことができますので、ぜひご来場ください。

 

・開催日時:12月21日(土) 11時~13時15分(入退場自由・予約不要)

・開催場所:武蔵大学8号館 8503教室

*当日のプログラムの詳細はこちらから

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