学部横断ゼミブログ

2025.05.16

考察した内容を伝えきるために

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月12日(月)の2時限目に授業が行われました。ゴールデンウイークを挟んだため、2週間ぶりの授業でした。今回授業では、来週の5月24日(土)に企業担当者を招いて実施する<中間発表会>のプレプレ発表を実施しました。

連休に入る前には、教員から状況を確認しつつ、情報収集が不足している点などについてアドバイスを受けるチームもありました。履修生たちは連休中には、今回の課題提供企業である株式会社竹尾が扱う紙について理解を深めるために、都内にある「紙の博物館」や「印刷博物館」にチームメンバーと一緒に足を運び、より多くの情報を集めたうえで、今回のプレプレ発表に挑みました。

プレプレ発表では、発表というカタチにすることはできたものの、まだまだ「伝わる」発表とは言えず、教員からは「伝えたい内容が明確になっていない」「事実と考察を分けて示すように」「言葉だけでは弱いので、図式化するように」など、たくさんのコメントがありました。
来週のプレ発表に向けて、削ぎ落すところ、磨き上げるところをチームでの話し合いで見定めながら、自分たちの「伝えたい」ことを「伝えきる」発表になるレベルにまでブラッシュアップできるように頑張ってください。。

プレプレ発表では、チームでのコミュニケーション不足や話し合いがしっかりできていない点も浮き彫りにもなりました。プロジェクトの進め方には正解はありませんが、コミュニケーションが一つの鍵になっています。
今期の<フェーズ1*1>の各学部チームの人数は、3~5名で活動しています。まずは小さなコミュニティでコミュニケーションの質を高めながら、<フェーズ2>に向けて強いチームの土台作りに挑戦してみてください。

*1…本授業では、中間発表会までの学部ごとの活動を<フェーズ1>、中間発表会以降の学部横断チームでの活動を<フェーズ2>と呼んでいます。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「授業後、先生と我々のチームで面談をする機会を設けていただいた。その中で、私たちの課題提供企業についての共通認識や取り組みに対する姿勢、伝えたいことなどがばらばらであることが浮き彫りになった。個人的には頑張っていたつもりでも、その努力の方向性が適切でなかったがゆえにクオリティの高い発表には至っていなかった。そもそも私たちは、集まって話をしていただけで「議論」ができていなかったのかもしれない。今日はそうした私たちの根本的な問題を浮き彫りにし、心を入れ替えて再スタートを切るための日になったように感じる。現時点で他のチームに大きな後れを取ってしまっていることも自覚しながら、互いに課題提供企業の強みや弱みを様々な角度から深く考察し、考えて共有するという「議論」を大切にしながら、プレ発表でよい発表ができるよう準備を進めていきたい。」