伝える力を磨く

ブログ投稿者：学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム　伊藤　普子

6月9日（月）の2時限目に授業が行われました。学生たちは、主体的に1時限目から集まり、活発な意見交換を行っていました。チームメンバー全員の活動への熱意と真摯な態度は、チームワークを高め円滑なチーム活動につながっているようです。

来週の月曜日の授業では、7月5日（土）の最終報告会で発表する「課題提供企業を取り巻く社会課題とそれに対する提案」についてまとめたものを、教員に報告します。さまざまな提案は出てくるものの、チームメンバーで言葉の定義が統一されていないことや、発表のコンセプトが定まっていないことにより、議論が平行線のまま進んでいるように見受けられました。教員からは、「まずはチームでコンセプトを決めるように」「言葉の定義を具体化して、共通理解できた上で話し合うように」といったアドバイスがされていました。

話し合いは2チームともにもなごやかな雰囲気で進み、メンバーの多くが発言できています。しかし、伝えたいことはあるのに言語化することが苦手であったり、チームメンバーの発言を整理して自分の考察とすり合わせることに時間がかかってしまう場合は、授業中になかなか発言できないこともあるようです。
この授業では、学生同士が積極的に意見を出し合い、活発なコミュニケーションのもとで活動が進んでいます。話し合いを通して知識を深め、論理的に伝える力を磨いていくことも期待できます。
自分の考えを伝えるのが苦手な人は、事前準備をしっかりしておく、気になる気持ちをまずは伝えてみるなど、できることから始めてほしいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「私は感性や思いなどの漠然としたものを元に話を進めてしまうことが多い。そのため、自分の中には根拠があるつもりでも実際にはなかったり、根拠だと思っていたことがズレていたりするので、発言をするときは具体的なことを交えたり、根拠となるデータも参考にして、自分の中でしっかり軸を固めてから話していきたいと思う。」

【在校生へのお知らせ】2025年度秋学期履修生追加募集とガイダンス開催のお知らせ

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2025年度秋学期履修生を追加募集を行います。希望者は下記日時のガイダンスに参加してください。
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。
【ガイダンス開催日】　2025年6月19日(木)　12時50分～　3212教室（3号館2階）
【履修申し込み期間】　2025年7月8日（火）まで
【追加募集対象学部・学年】人文学部・社会学部・国際教養学部GS専攻の2年次以上
（本来、秋学期の履修対象者は全学部・全学年ですが、すでに決定している履修者の学部や学年のバランスを考慮して、今回の追加募集は募集対象学部の2年次生以上とします。）

【お知らせ】7月5日（土）最終報告会開催のご案内

学部横断型ゼミナール・プロジェクト（授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」）の最終報告会を開催します。どなたでも学生の発表を聴くことができます。

・開催日時：2025年7月5日（土）10時00分～12時15分（予約不要。ただし一般の方でオンラインからの視聴の場合は、事前申し込みが必要です）
＊当日のプログラムの詳細や申し込み方法はこちらから

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