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教育研究等に関する各種方針

武蔵大学は建学の三理想を教育の原点とし、「自立」「対話」「実践」からなる「知と実践の融合」を教育の基本目標としている。この教育の基本目標のもとで、3ポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)及びグローバル教育方針に加え、1.学生支援に関する方針、2.求める教員像と教員組織の編成方針、3.研究支援に関する方針、4.教育研究組織に関する方針、5.教育研究環境に関する方針、6.社会連携、社会貢献に関する方針、7.大学運営に関する方針を次のとおり定める。

1.学生支援に関する方針

学生一人ひとりが充実した学生生活を送り、多様な進路選択が実現するように教職協働による学生支援について「大学の生活環境と人権に関する宣言」に基づき、次のような方針を定める。

〔修学支援〕
  1. 多様な学生の存在を尊重し、全ての学生が充実した学生生活を送れるよう、各部局等が連携し、支援体制や制度を整える。特に、障害のある学生については、「障害のある学生の修学支援に関する武蔵大学の指針」に基づいて支援する
  2. 全学年で指導教授制、オフィスアワー制度等を導入し、学生一人ひとりの主体的な学びを支援する
  3. 成績や休学、留年等、学生の修学状況を把握し、学生がより良い選択が可能となるよう各部局等が連携して適切な対応をする
  4. 大学図書館、MCV(Musashi Communication Village)、ICT設備等の拡充を通じて、学生の学修環境を整える
  5. 大学院生の学修・研究活動を支援するため、調査費補助等の支援体制や研究環境を拡充する

〔生活支援〕
  1. 学生の成長機会の一つとしてクラブ・サークル活動、各種行事、ボランティア活動等の課外活動を支援する
  2. 学生・教職員に対してハラスメント防止に向けた啓発活動を実施するとともに、相談体制を整える。事案が生じた場合は、規程に則り速やかに対処する
  3. 学生が心身ともに健康な学生生活を過ごせるよう学生支援センターに学生生活課、大学保健室及び学生相談室を置き、専門員(カウンセラーや専門家等)を配置して体制を整備する
  4. 学生が安心して学生生活を継続できるよう奨学金制度等を拡充する
 
〔キャリア支援〕
  1. 学生が自律的に進路を決定できるようにキャリア支援に資する科目を正課授業に配置するとともに、資格取得支援のための講座、ゼミ教育を生かしたグループディスカッション等の正課外プログラムを提供する
  2. キャリア支援センターにキャリアカウンセラーを配置し、初年次からガイダンス等の支援プログラムを実施するとともに、全員面談を実施し、学生の状況を踏まえたきめ細かなキャリア支援を行う
  3. 就職活動を終えた在学生による「就活サポーター制度」、卒業生による「武蔵しごと塾」等を拡充し、就業観の向上に向けて体制を強化する
  4. インターンシップ、産学連携事業、企業等へのフィールドワークの機会を設け、学生のキャリア意識の醸成を促す
  5. 大学院生に対して、様々な進路に関する情報提供や支援を行う

2.求める教員像と教員組織の編成方針

本学の教育の基本目標のもと、教養あるグローバル市民の育成を行うために、次のような方針を定める。

〔求める教員像〕
  1. 建学の三理想、教育の基本目標、並びに武蔵大学グローバル教育方針を踏まえ、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーを理解している者
  2. 本学の伝統である少人数ゼミナール教育を熱意を持って実践することができる者
  3. 学生の人権を尊重して教育を行うことができる者
  4. 各自の専門領域において優れた研究成果を有し、世界的レベルで学術の発展に寄与する意欲のある者
  5. 自らの教育研究活動を通して、広く社会と関わり、社会に貢献しようとする意欲のある者
  6. 他の教職員と協働して大学運営に積極的にかかわる意欲のある者
  7. ファカルティ・ディベロップメント(FD)の観点から、自らの教育方法について絶えず省察し、教育力を向上させる意欲のある者 

〔教員組織の編成方針〕
  1. 大学設置基準、大学院設置基準等に基づき、適切に教員を配置する
  2. 収容定員に対する教員一人あたりの学生数に配慮して教員組織を編成する
  3. 年齢層や職位が偏ることのないようバランスのとれた教員組織を編成する
  4. 男女共同参画の基本理念やダイバーシティの重要性を考慮し、教員の多様性を確保する
  5. 教員の採用・昇任は、規程に則り、公正かつ透明性のある選考・審査を行う
  6. ファカルティ・ディベロップメント(FD)委員会を中心に教員の教育研究能力の向上に組織的かつ継続的に取り組む

3.研究支援に関する方針

本学の建学の三理想のもと、研究支援について次のような方針を定める。

  1. 教員の国際的な研究力の向上のため、研修制度、研究助成、研究スペースの充実に努める
  2. 研究活動の成果を学内外に還元するための機会を設ける
  3. 適切な研究が行われるよう研究倫理に関する諸規程を設けるとともに、研究不正防止のための研究倫理教育を徹底する
  4. 研究費の適切な執行及び管理が行われるようチェック体制を強化する

4.教育研究組織に関する方針

本学の教育の基本目標のもと、教育研究組織の編成について次のような方針を定める。

  1. 学問の動向や社会的要請、大学を取り巻く国際的環境等に適切に配慮する
  2. 組織の改編にあたっては、各部局等の意見を取り入れ、大学協議会の議を経て学長が決定する

5.教育研究環境に関する方針

本学の教育の基本目標のもと、教育研究を支援するための環境整備について次のような方針を定める。

  1. 学生の学修、教員の研究活動を推進し、社会に開かれた大学となるよう学内の各種資源を活用し、教育研究環境を整備する
  2. 学生、教職員の安全、利便性に配慮し、自然と文化を尊重した環境整備を行う
  3. 障害やLGBT等、多様性にも配慮し、計画的にユニバーサルデザイン化等を進める
  4. 教育研究活動が円滑に行えるよう、必要な質・量の図書、学術情報サービス、情報ネットワーク環境等を整備するとともに十分なスペースを提供する

6.社会連携、社会貢献に関する方針

本学の教育の基本目標のもと、社会との連携・協力について次のような方針を定める。

  1. 地域社会、国際社会に幅広く貢献できる人材を育成する
  2. 社会の要請に応じて、行政、自治体及び産業界等と連携し、大学の教育及び研究成果を社会に還元するため、生涯学習や産官学民との連携事業を行う
  3. 行政や自治体等、地域社会と連携し、持続可能な地域社会の発展に寄与する

7.大学運営に関する方針

本学の教育の基本目標のもと、大学運営に関する次のような方針を定める。

〔大学運営〕
  1. 学長のリーダーシップのもと、大学の中期計画・財政計画の実現に向けて、学長を始めとする役職者の権限と責任を明確化し、管理運営体制の改善を継続的に行う
  2. 学長のガバナンス体制のもと、教学組織と事務組織の連携を強化する
  3. 学則等の諸規程や関係法令を遵守し、積極的な情報公開を通じてコンプライアンスを徹底し、大学運営の透明性を確保する
  4. 学園全体の基本方針に則り、武蔵高等学校中学校との連携を強化する
  5. 教職員ともに大学の管理運営に関する知識を身につけるため、スタッフ・ディベロップメント(SD)計画に基づき、適切な研修を行い人材育成に努める
 
〔財務〕
  1. 健全な財政基盤を維持するために効果的な資金配分を行う
  2. 内部監査、監事監査、公認会計士監査による三様監査を行い、大学運営の健全性と透明性を確保し、社会に対して財務状況を積極的に公表する

8.武蔵大学内部質保証に関する方針

本学の教育の基本目標のもと、「武蔵大学内部質保証規程」に基づき、以下のとおり内部質保証に関する方針を定める。
 
※本学における内部質保証とは、「武蔵大学学則第1条及び武蔵大学大学院学則第1条の目的を達成するため、各部局及び組織(以下「各部局等」という。)の教育、研究及び管理運営の状況等について、自己点検・評価を行い、その結果をもとに大学全体の改善及び改革に努めることを通じて、教育研究等の水準を自らの責任で説明し、証明していく恒常的かつ継続的過程をいう」(武蔵大学内部質保証規程第2条)

1.基本的な考え方
(1)全学的な自己点検・評価
本学の教育の基本目標のもと、教育、研究及び管理運営の状況等について自己点検・評価を行い、その結果をもとに、大学全体の質の向上に向けた恒常的な改善及び改革を推進する。
 
(2)計画に基づく検証と改善方策
毎年度、各部局等が作成した自己点検・評価結果を全学自己点検・評価委員会にて検証を行い、内部質保証委員会にて改善方策を策定し、方策の推進に向けて全教職員に対し学長方針を提示する。
 
(3)第三者評価の実施
本学の自己点検・評価の客観性と妥当性を担保し、内部質保証システムの質を向上させるため、認証評価や相互評価をはじめとする第三者による外部評価を実施する。また、これらを通じて常に適切な対処を行う。
 
(4)社会的責任としての情報の公表
本学の自己点検・評価結果、外部評価結果を始め、社会に対しても本学の教育研究活動等の状況を明らかにし、説明責任を果たす。
 
(5)教職員の内部質保証に関する理解の促進
内部質保証に関して、教職員研修の実施、学外団体への委員等の派遣を通じて、本学教職員の理解を促し、改善・改革を促進する組織文化を定着させる。
 
2.組織体制
(1)内部質保証委員会
内部質保証委員会は、本学の内部質保証の推進に責任を負う。学長を委員長とし、内部質保証のための全学的な方針の策定や大学全体の自己点検・評価に基づく改善計画を策定する。
 
(2)全学自己点検・評価委員会
全学自己点検・評価委員会は、内部質保証委員会の策定した方針、評価基準に則り、全学的な観点から各部局等の自己点検・評価結果の評価を行い、大学全体の自己点検・評価報告書を作成する。評価にあたっては、FD委員会や教育効果評価委員会と連携し、エビデンスに基づいた評価を行う。
 
(3)各部局等による自己点検・評価
各部局等は、内部質保証委員会の方針に基づき、各部局等の長を責任者として、自己点検・評価を実施し、自己点検・評価報告書を作成する。特に学部・研究科の自己点検・評価報告書については、学部長・研究科委員長が、その内容を教授会に報告する。
 
(4)武蔵大学外部評価委員会
武蔵大学外部評価委員会は、学外有識者により構成され、本学の教育、研究及び管理運営等の改善に向けて、自己点検・評価結果の客観性、妥当性及び内部質保証の有効性に関して評価を行い、内部質保証委員会へ報告する。委員会による評価は、少なくとも3年に1回は実施する。
 
(5)大学企画室
大学企画室は、自己点検・評価、外部評価、認証評価等、本学の内部質保証の推進に関する事項を取り扱う。また、教育改善に向けた教育効果の検証(教育効果評価委員会)やファカルティ・ディベロップメント(FD)活動の推進についても支援を行う。

 3.内部質保証システム
(1)本学の内部質保証は、中期計画に基づく各年次事業計画書の策定から始まる一連のPDCAサイクルにより推進する。
(2)各部局等は自己点検・評価を年1回以上行い、毎年度末までに自己点検・評価報告書を学長に提出する。
(3)本学に所属する教職員は、ファカルティ・ディベロップメント(FD)及びスタッフ・ディベロップメント(SD)活動や教員評価、職員の人事評価を通じて、本学の教育、研究及び管理運営、業務等の改善に努める。
(4)全学自己点検・評価委員会では、各部局等の評価結果の評価を行い、全学としての自己点検・評価報告書を作成し、内部質保証委員会に提出する。
(5)内部質保証委員会は、全学自己点検・評価委員会からの報告を受け、改善方策を策定する。
(6)武蔵大学外部評価委員会を少なくとも3年に1回開催し、本学の教育、研究及び管理運営等について意見を聴取し、改善計画に反映させる。
(7)学長は、内部質保証委員会、全学自己点検・評価委員会、武蔵大学外部評価委員会等からの意見を十分に踏まえ、学長方針として教育、研究及び管理運営等の改善方策を策定し、各部局等に指示する。
 
4.本学における諸方針・行動指針
建学の理念、教育の基本目標、全学ポリシー、各学部・研究科で策定した3ポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)及びグローバル教育方針に基づき、毎年度、検証を行う。これらをもとに、各学部・研究科及び各部局等が各々の事業計画を策定し、全学的な観点から検証を行うことにより改善に結びつける。これら以外については、内部質保証委員会にて策定する方針に基づき行う。
 
5.関連規程
(1)武蔵大学内部質保証規程
(2)武蔵大学自己点検・評価規程
(3)武蔵大学外部評価委員会規程
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