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LSE(London School of Economics)サマースクール体験記

LSE体験記03

経済学部 経済学科 PDP2期生(2016年4月入学)
東京都立日比谷高等学校出身
■留学先大学:London School of Economics and political science
■留学期間(現地滞在期間):2018年7月~8月

私は約1か月の間、London school of Economics and Political Science(以下LSE)のサマースクールに参加してきました。LSEはイギリスで唯一の社会科学を専門とした大学で、特に経済学に関しては大学ランキングの上位に位置しています。LSEのサマースクールは3期に分かれており、Introductory Macroeconomicsなどの経済関係からTax Policyなどの法律関係まで幅広く100以上のコースが開講され、80以上の国と地域から学生が集まる非常に規模の大きなものです。各コースのスケジュールは前半と後半に分かれており、それぞれについてテストが行われ、その点数で評価されます。また、1日の授業も、午前と午後でレクチャーとクラスに分かれており、レクチャーでは各テーマの解説が、クラスでは該当するProblem Sets(以下PS)の解説とそれに関する議論が行われます。講義の範囲はコースによって異なりますが、全てが4単位分の内容を網羅しており、それを約3週間でこなすため、とてもハードなスケジュールとなっています。
 
私は武蔵大学パラレル・ディグリー・プログラム(以下PDP)の2期生として勉強しています。PDPは武蔵大学とロンドン大学両方の学士号が取れるプログラムで、ロンドン大学の授業の内容はロンドン大学を構成するカレッジの1つであるLSEが指導作成しています。PDPでは、日本の大学(武蔵大学)だけでもロンドン大学の学位が取れますが、卒業後に国内外問わず大学院に進学することを考えており、勉強が進むにつれて武蔵だけではなく、本校であるLSEで学んでみたいという欲求が生まれてきました。そのためには、名実ともに力のあるLSEのサマースクールで良い成績を取ることは今後のアドバンテージになるとともに、大学院を志す多くの国の生徒とつながりを持つことで今後の自分自身のモチベーションの向上が期待できることなども考え、LSEのサマースクールに参加することを決意しました。

LSE体験記01

LSEでの授業はレクチャー&クラスのシステムを採用しています。レクチャーでは約60人ほどの学生が講義を受け、その後、約20人のグループに分かれてPSの問題解説と議論をテーマとしたクラスが開かれます。このレクチャー&クラスのシステムは、武蔵大学のPDPでも取り入れているので抵抗なく受け入れることができました。しかし、バックグラウンドの多様性に起因する議論の積極性は武蔵にはあまり見られないものであったため、その点はとても良い刺激となりました。今回、再認識したことで強調したいのは、私はレクチャーとクラス両方において質問の有無で授業の質が大きく変わるということです。教授は生徒の質問に敏感に反応し、多かれ少なかれその方向に授業を深めてゆく傾向にあります。それは、より難易度の高い方面に限った話ではなく、理解が足りていない部分について質問することで、そのテーマについてより詳しい、わかりやすい説明を受けることができるということです。質問を繰り返すことで、より多くのことをその授業から得られるようになります。そのため日本での授業よりも積極性という点に重きを置いて臨むことが肝要です。予習やPSの優先度はかなり高いものとなります。なぜなら自らの理解が不足している点をあらかじめ認識することでより積極的に講義において質問することが可能になり、それにより効率よく問題解決ができるからです。また、PSにはそのトピックで理解すべきことが凝縮されているため、一通り予習した後、授業を受ける前にPSに目を通すことでそのテーマのポイントを押さえておくということも非常に有効となります。
 
ここまではサマースクールの難しさという点ですが、ここからは学習環境についてのポジティブな面です。まず初めに図書館が24時まで開館しています。これによって寮が相部屋であったとしても、ルームメイトを気遣うことなく心行くまで学習に集中できます。また、図書館のグラウンドフロアには食事可能なスペースがあり、夕食を事前に買っておくことで図書館から出ることなく勉強を続けられるため、集中が途切れにくく非常に時間効率の良い学習が可能です。他方、ロンドンの夜道を一人歩くというのは治安の観点からあまり奨励されるものではありませんが、日本よりも緯度が高く比較的長い時間日が出ているため、たとえ9時近くまで図書館に残っていたとしても外は暗くなりきらず、この地理的要因が図書館での学習を後押ししています。また、High Holbornをはじめとした寮がおおむね徒歩圏内にあるため気兼ねなく学習に集中できるという意味でLSEのサマースクールはとても良い環境にあると言えます。
 
私はIntroductory Macroeconomicsという科目を履修し、大変有意義な夏休みを過ごせました。その結果として、無事A評価をいただいてとても満足しています。
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