日本史

2025年度入試 出題のねらい(意図)と基本方針

教科書に記述されている基本的な歴史的事実について的確に理解しているか、また、それらの事実を相互に関連づけ、歴史の大きな流れの中に位置づけることができているかを問う問題を中心に出題します。高校で使用されている「日本史探究」の教科書を広く参照した上で問題を作成し、必要以上に細かな知識がなくとも解答できるようにしています。教科書の内容をしっかりとおさえておけば、合格点が取れるような問題になっていると思ってください。ただし、問題は多くの教科書を参照して作成されますので、自分の使っている教科書には載っていなくても、他の教科書に記されている事柄について出題されることもありますから、用語集・参考書などで補って勉強することも必要です。

傾向と対策

  1. 史料等にも目配りした幅広い学習
    • 解答はすべてマークシート方式です。教科書に基づいた学習をしていれば解答できる問題がほとんどですが、年代、人名、地名、事件名などの知識を単純に問う出題ばかりではありません。歴史上の出来事や制度の内容、背景、影響、意義、前後関係などをきちんと理解するようにして下さい。また、具体的な史料、地図や図版などを用いた設問もありえますので、史料集・資料集を参照して、教科書の記述と関連付けながら内容の理解を深めておくと良いでしょう。過去問から傾向を把握して対策することも有効です。
  2. 大問の1つは近・現代史
    • 問題は3つの大問で構成されますが、そのうち1つは近・現代史を中心とした問題を出題します。残りの2つは近代より前の時代を中心に出題します。近・現代史は、第二次世界大戦後も出題範囲ですので、そこまで含めて勉強しておいて下さい。
  3. テーマ史中心の出題
    • あるテーマ(例えば、「日朝関係」「交通」「寺院建築」「琉球・沖縄」)などについて、いくつかの時期・時代にまたがる問題文を出すことが多くあります。このようなテーマ史の出題に正しく答えるためには、単なる用語の丸暗記ではなく、教科書の内容のしっかりとした理解が必要です。先にも触れましたが、歴史を理解するためには歴史の大きな流れをおさえることが重要ですから、教科書の内容を自分なりにいくつかのテーマに即して整理してみると良いでしょう。
  4. 問題文をよく読む
    • 問題が難しい、もしくは教科書には載っていない内容が出てきたと思ったときには、問題文をよく読み直してみましょう。一見すると難しく思える問題でも、本文の中に答えのヒントがあり、それによって解答が見つけられる場合もあります。また、文章を選択する問題では、明らかな誤りを含むものを選ぶ場合と、最も適切なものを選ぶ場合があります。試験の際には、どちらを選ぶのかを取り違えないように、設問の指示をよく読みましょう。

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