トップ
大学案内
武蔵の学び

トップ 武蔵の学び 人文学部 ヨーロッパ文化学科ヨーロッパ文化学科ゼミトーク

ヨーロッパ文化学科 ゼミトーク

多面的なヨーロッパ文化と私たちの今との結びつき

talksessionヨーロッパ文化学科

19 世紀末のヨーロッパから現代に通じる問題を知る
学生 高校生の頃、イスラム国によるテロ=イスラム教は危険という安直な報道に疑問を覚えましたが、歴史をよく知らない人ほどそれに同調している印象を持ちました。そこで大学ではヨーロッパと日本の関係や現代に至る歴史を体系的に学びたいと考え、先生のゼミを選びました。

 宗教に限らず、ある問題を考えるとき、直近の出来事だけでなく、長い歴史のなかに対象を位置づけ、その複雑な背景や各時代を生きた人々に視線を向けることが重要です。ゼミで黒人芸人ショコラの伝記を取り上げた目的は、個人の軌跡からヨーロッパの歴史と社会を読み解くことです。19世紀末のフランスが舞台ですが、現代にも通じるさまざまな問題の歴史的背景が理解できたのではないでしょうか。

学生 はい。芸術や娯楽、政治状況など多様な切り口があり、興味深かったです。私は人種差別をテーマにしましたが、ジャーナリズムやサーカス文化など、別のテーマを取り上げたゼミ生の発表を聞くことで、視野が広がりました。

 スペイン支配下のキューバに生まれ10代でフランスに来たショコラの伝記は、日本人である私たちと同様に、外からの視点でヨーロッパをとらえることを可能にしてくれます。

talksessionヨーロッパ

伝える力を養いながら、歴史を俯瞰する視点が身につく
学生 もうひとつ先生のゼミで良かったことは、ショコラに関連する書籍を2冊ずつ選び、図書館で展示・紹介するブックトークです。

 ブックトークは、レポートや口頭発表と同じく、調べたことをアウトプットする方法のひとつですが、教員やゼミ生以外の観客も想定したものなので、準備から展示までの過程で学び取れることは多いですよね。

学生 何度もゼミ内で発表練習を重ねて、ほかの人の意見に刺激を受けながら自分のアウトプットを完成させるという経験は、ゼミならではの学びだったと思います。

 その経験は社会に出てからもきっと役立ちます。ヨーロッパ文化を学んだことで、あなた自身の考え方はどう変わりましたか。

加藤 ヨーロッパやアジアで起きていることについて知識も増えたし、個々の事象を突き詰めて考える習慣ができました。同時に、対象を俯瞰してみることができるようになったと思います。

舘葉月

About Seminar
19 ~ 20世紀のヨーロッパの政治家や芸術家たちの評伝を読み、発表を行います。そのなかで関心を持った人物や出来事をさらに調査し、個人と社会状況や歴史がどう交差したのかを考えます。
ヨーロッパ文化学科
舘 葉月 准教授

to-top