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ヨーロッパ文化学科 私の研究テーマ

私の研究テーマ
カメラが生み出した死後写真の意義
近代ヨーロッパで行われていた死後写真を取り上げ、遺族が死後写真に込めた想いについて考察した。時代状況の変化やそれに伴う人々の死生観の変化、あるいは機器としてのカメラについても研究の対象とした。

英米文化学科卒業生メッセージ

ヨーロッパ文化学科 比較・交流文化コース(旧) 2017 年3 月卒業
愛媛県・県立松山南高等学校出身
就職先:株式会社フジ・トラベル・サービス

高校時代に写真部だったことから、カメラや写真に興味があり、写真史を調べるなかでヨーロッパの死後写真の存在を知りました。19 世紀ヴィクトリア朝時代、遺体を肖像画のように撮影する独特の習慣があったのです。とても興味深く、卒業論文として取り組みたいと考え、調査をはじめました。しかし、日本語の先行研究がほとんどなく、情報を収集しても翻訳しながら文献を読み込まなければなりませんでした。また、卒業論文にはオリジナリティが必要だと指導教授から釘を刺されていたことも、私には大きな課題でした。先生やゼミ仲間との会話からヒントを得て辿り着いたのは、自分が日本人であることや、女性としての観点を生かすことでした。最終的な論文の構成は、写真史の概要にはじまり、キリスト教受容に伴って変化した・しなかったヨーロッパの民衆の死生観、そしてデスマスクと比較することで見えてきた死後写真の特異性、さらにカメラを鏡とハコととらえ直し、そこに死後写真の意義を見出すというものになりました。ゼミで学んだ日欧の他界観や多面的なものの見方など、4 年間の学びで培ったものが卒業論文で発揮できたように思います。

※2017年4月コース改編。旧カリキュラムのコースの所属学生を紹介しています。

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