数学

2023年度入試 出題の基本方針

出題される科目は、「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学A」「数学B」です。数学Ⅰ は「数と式」、「図形と計量」、「二次関数」、「データの分析」、数学Ⅱ は「いろいろな式」、「図形と方程式」、「指数関数・対数関数」、「三角関数」、「微分・積分の考え」、数学Aは「場合の数と確率」、「整数の性質」、「図形の性質」、数学B は「数列」、「ベクトル」から構成されています。したがって、数学B の「確率分布と統計的な推測」は出題範囲に含まれないことに留意ください。
昨年度の出題形式は、大問4つ、大問は複数の小問からなっておりました。小問は、それぞれの小問が関連している場合も、それぞれが独立している場合もありました。今年度も同様の出題形式になると思われます。問題文は単純に数式を解くだけでなく、数式を立てるための説明文があり、説明文が意味するところを数式で表現し、そのうえで解く必要があります。複雑な問題は誘導にしたがって解答できるように設定されています。説明文を見てたじろぐのではなく、冷静に読み進んでください。当初、予想したよりも難しくないことがほとんどです。
出題形式・解答形式は大学入学共通テストに準拠しています。解答はマークシート方式で、計算結果の数値をマークするものと問題にあたえられた選択肢から適切なものを選んでマークするものがあります。選択肢が問題文の次ページにある場合もあるので、落ち着いて問題文を読んでください。問題は純粋に数学的なものから、実社会での応用を想定した問題もあります。また、計算力が必要な問題と、数学的思考力・展開力が必要な問題がバランスよく配置されています。

傾向と対策

受験勉強にあたっては教科書の各出題分野をもれなく学習しておくことも望まれます。受験対策に特別な参考書や問題集などは必要ありません。大学入学共通テスト対策が武蔵大学の試験対策になります。ですから、教科書の練習問題、章末問題、発展問題をきちんと解いて理解し、さらに大学入学共通テストの過去問題集や対策問題集などを解いて試験問題に慣れていきましょう。毎年「場合の数と確率」や「データの分析」の分野から出題されることが多いので、この分野の対策もぬかりなくしておきましょう。
問題設定の説明が長文になることもあるので、単なる計算力ではなく、問題文の「読解力」があるかが、きわめて重要です。証明問題や複雑な問題は解法が誘導されているため、問題文をよく読み、論理的に考えることが求められています。こうした出題傾向に対応するためには、計算問題だけではなく、教科書の章末問題や発展問題、あるいは大学入学共通テストの過去問題や対策問題集にあるような長文の問題を解いておくことが必要となります。
試験当日は、上述の各分野からバランスよく出題されるため、得意な問題は必ず正答することが必要です。苦手分野でも基本的なことをきちんとおさえて理解し、大問題に含まれる小問題の多数に正答しましょう。大問題は最初の問題から順番通りに解くのではなく、自分の得意な分野の大問題から解いていきましょう。大問題において各小問題は、易しいものから難しいものに、難易度があがるように構成されています。したがって、全部の小問題がわからなくとも、少なくとも前半の小問題には正答するように努めてください。

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