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メディア社会学科 ゼミトーク

小田原ゼミ:VRでは理解し切れない物事の本質があるはず

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地域性の違いを分析するために実際に足を運んで確かめる
学生 初年次ゼミで最初に取り組んだ分析は、警察官の募集広告の地域性による違い。地元の東京と、未知の都市圏である大阪を題材にして、違いの背景を確かめようと、観光ついでに大阪の「西成地区」などを見て回りました。

小田原 あなたらしい行動力ですね。

学生 現段階では、東京は「市民を守る」、大阪は「悪を制する」という切り口で募集が行われているというのが、私の見解です。ただ、専門ゼミでこのテーマをさらに突き詰めて考えていきたいわけではないのです。実は「これを研究したい」という明確なテーマはなくて、「何を研究しても自由」という先生の方針に魅力を感じたのが正直なところです。

小田原 「自由」には理由があって、学生は一人ひとり将来の方向を決める時期が違いますし、メディア社会学において好奇心を抱く領域も違います。理想は自分の内側から湧き上がる動機を自覚し、自分を知る契機として研究テーマを決定することです。

学生 確かに自分の知的好奇心に真っすぐ、純粋に研究を深めていけるのは学生のうちだけですからね。

小田原 研究意欲の根幹にある原体験と、そのテーマに挑む自分の適性を自覚してこそ、有意義な研究に邁進できて、将来にもつながっていくと考えています。

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VRは、あくまでも「仮想」 リアルを全身で感じて学びたい
学生 そう考えると、私の興味関心の根っこにある一貫した信念は「リアリティ重視」です。私は舞台が好きで、劇場に行けば至近距離に出演者がいて、その息づかいを感じられます。大阪の西成地区も、実際に訪れたからこそ、若干息が詰まるような独特な空気を感じることができました。

小田原 ゼミでは自分で調べて考えることが大切ですが、「調べる」ことの本質は、自分の目で見て確かめることにありますからね。

学生 最新のメディアに目を向ければ、VR(仮想現実)技術の進歩は素直に「すごい!」と思う一方で、せっかく現実社会に生きているのだから、リアルにふれて何かを確かめたり、学んだりすべきだと私は思います。

小田原 私もVRはすごいと思いますが、「本当にそういう方向だけでいいのか?」と批判的に考えてみることはとても大事なので、情報を鵜呑みにせず、あなたならではの視点でさまざまなテーマに挑んでほしいですね。

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About Seminar
社会現象や行動から集団や人間の傾向や指向性の変化を探り、メディアとの関連を考えます。匿名性と秘密の暴露、ドラマとセクシュアリティなど、ゼミ生が提案したテーマを扱ってきました。
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小田原 敏 教授

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