武蔵大学東西文化融合史研究会とは

本会は20226月に規約を定めて発足し、研究活動を開始しました。東西文化の融合は明治初期の多くの知識人や教育者たちが唱えた理想であり、武蔵学園も創立の時代からこれを建学の精神に加えています。自民族中心主義を退け、東洋礼賛にも西洋中心主義にも陥ることなく、諸文明・諸文化の世界史的な対流と融合の諸相をグローバルな視野で掘り起こし、未知の事実や忘れられた過去を再現することが私たちの研究会のめざすところです。私たちの学問的な営みが少しでも現実における異文化間の相互理解および争いのない世界の実現に寄与することを願っています。本会で扱うテーマは多種多様ですが、たとえば異なる言語、文芸、思想、宗教、テクノロジーの間で生じる相克・衝突・融合などが例示できます。研究発表と意見交換を行う例会は一般の参加者も交えて公開方式で行います。公開講座等を企画することもあります。学外者も含めて入退会は自由ですので、関心のある方はぜひお問い合わせください。

踊 共二(研究会代表)