2010年11月発行

2010.1.1
武蔵大学
コミュニティビジネス研究会
代表 高橋徳行
(経済学部経営学科教授)
練馬 区豊玉上1‐26‐1
平素より、当研究会活動にご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございます。
さて、昨年に引き続き今年度も、練馬区との共催によるコミュニティビジネス講座および講演会を実施いたしましたので、以下のとおりご報告申し上げます。

1.コミュニティビジネス講演会の実施(練馬区との共催)

総合タイトル:『ゆず市場開拓から始まった地域づくり~高知県馬路村の挑戦の歴史~』

講師:東谷望史氏(馬路村農業協同組合代表理事組合長)
日時:10月1日(金) 18:30~20:00
場所:武蔵大学8号館6階8603教室

参加人数約70人

馬路村農協では、ゆずの産地として伸び悩む消費の拡大を模索していました。
ところが四年に一度の大豊作がもたらした価格の大幅下落から、新商品開発を余儀なくされます。試行錯誤の結果、やがて生まれた「ごっくん馬路村」が大ヒット。受注の急拡大に対応すべく各方面の協力を得て、立派な工場にとどまらず、‘ゆずの森’まで作り上げました。

今回の講演で、馬路村のゆず製品の開発により知名度を高めた成功の影には、東谷様はじめ村人の皆さんの並々ならぬ熱意とご努力があったことを、存分に伺い知ることが出来ました。また、東谷様の魅力あふれたお話しぶりは、是非とも馬路村を訪れたくなるような気にもさせていただき、会場は熱気に包まれていました。
馬路村
ぜひ馬路村農協のホームページもご覧ください

2.コミュニティビジネス講座

(全2回)の実施(練馬区との共催)
総合タイトル:『地域連携でコミュニティビジネス実現する』
講師:永沢映氏(NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター代表理事)
場所:武蔵大学8号館5階8504教室

日程およびテーマ:
第1回2010年10月13日(水)18時30分‐20時30分
「コミュニティビジネスで目指す地域活性化」

第2回2010年10月20日(水)18時30分‐20時30分
「地域デザインとコミュニティビジネスの仕組みについて」

参加人数 延べ約60人

コミュニティビジネス支援の第1人者である永沢様より、各地域の先進的な取り組み事例をご紹介いただきました。参加者の皆さんは、練馬区におけるコミュニティビジネスのあり方について、イメージが膨らんだようでした。
第2回目の講座では、練馬区のコミュニティビジネスに関していくつか具体的なテーマをあげ、それに賛同する方のグループに分かれて討議を行いました。皆さんは熱心に意見交換をしたり、今まで暖めていたアイデアの披露をしたりして積極的に取り組まれていました。
また講座終了後も、多くの方から質問がなされ、充実した時間となりました。


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武蔵コミュニティビジネス研究会 代表世話人 石坂健

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