学部横断ゼミブログ

2024.11.28

能動的な学びが成長につながる

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

11月25日(月)の2時限目に授業が行われました。今回の授業では、12月7日の最終報告会で配布する『小冊子』のドラフトを教員に提出しました。答えのない課題にチームで取り組むことは、かなり難度度の高い取り組みですが、能動的な学びを体験しながら密度の濃い時間をチームメンバーと過ごしているようです。

これまでチーム全員で調査・分析してきた内容を『小冊子』という一つのカタチにまとめたわけですが、まだまだ修正が必要です。教員からは「フェーズ1での学びをしっかり誌面に反映させてほしい」「皆さんの想いを言葉で表現してほしい」など、誌面の構成・デザイン・コンセプトなど様々な点から丁寧なフィードバックが行われました。
来週は、今回の『小冊子』をさらにブラッシュアップさせたものを再提出し、さらに最終報告会のプレ発表を実施します。今週もチーム全員で意見を出し合い、内容に磨きをかけていってください。

先週は『小冊子』をまとめていく過程で、異なる価値観を持つメンバー同士の意見がうまくまとまらず、チーム活動におけるさまざまな問題点が表面化した場面も見受けられました。それでも、チーム内でそこに至った原因について話し合い、全員が発言しやすい雰囲気にチームが変化し、新たな気持ちで活動を再開しています。
本学では、リベラルアーツ&サイエンス教育によって、総合知・専門知・他者と協働する力・実践力をバランスよく身につけてほしいと考えています。
ここからの2週間は、チームとしても個人としても、この授業の中でも最も密度の濃い大切な時間になるのではないでしょうか。チームメンバーと共に課題を発見し協働しながら、12月7日の最終報告会を目指して頑張ってほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「先週は軸の再度見直しを行い、提案をブラッシュアップし、小冊子を完成させるところまで行った。一週間にこれほどのことをやってきたと思うと信じられない。毎日の目標を達成するように行動してきたため、とても時間が過ぎるのが早い。学部横断ゼミも残るところ二週間を切ってしまった。一日の内容がとても濃いため、中間発表が遠い昔のように感じられる。チームメンバーとあっという間に最終発表を迎えそうと話をすることがあった。今までに24時間の間にこれほどにも一つのことを考えることがなかった。この最後の2週間を頑張れるか頑張れないかは、これからの人生の中で大切な分岐点になると思う。自分たちの考えを深いものに磨き上げ、それを多くの人に理解してもらえるように時間をかけていきたい」