学部横断ゼミブログ

2023.06.02

学部横断チームの活動がスタートしました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月29日(月)の2時限目に授業が行われました。先週の土曜日に中間発表会が終わり、今回の授業から<フェーズ2>として、経済学部・人文学部・社会学部・国際教養学部の4学部合同でチームを作り、課題に協働して取り組んでいきます。

今年度からフェーズ2で取り組む課題が、『担当企業のCSR報告書の作成』から『協力企業が直面している社会課題に対して、具体的な方策を提案する』に変更しました。これから学生たちは、7月8日の最終報告会に向けて、フェーズ1で調査した情報を持ち寄り、協力企業が直面している社会課題、企業の対応状況を確認し、その上で自分たちの未来をどのように作っていきたいかについて、ディスカッションを重ねていきます。そして、チームで考えた提案を小冊子にまとめ、その内容を最終報告会でプレゼンテーションします。残り6週間というタイトな期間で、どこまで深く考察できるでしょうか。

今回から学部横断チームとなり、1チーム10名という人数になりました。たくさんの意見が出てくる半面、意見を集約していくのが大変です。10名での議論に不安に感じていた学生もいたようですが、司会がうまくまとめながら、全員が議論に参加していました。
フェーズ2からは、必ず司会・書記・議事録を毎回違うメンバーが担当することをお願いしています。いろいろな役割を担当することで、話し合いに参加する際にどのようなことに意識すれば良いかを実感することができ、その後の話し合いや作業への参加方法が変化していきます。コミュニケーションの基本である傾聴力や発信力を発揮しながら、進めてください。

今年度から課題を変更したため、フェーズ2の課題を学生たちがどのように進めていくかは未知の世界です。今期は、オタフクソースで知られるオタフクホールディングス㈱にご協力いただいており、「食」に関わる社会課題を探求していくことになります。教員からは、「食に関わる課題は、多岐にわたり大変だが頑張りましょう。正解はないが、「なるほど」ということを議論の中から生み出してほしい。決して、おしゃれな提案である必要はありません」と、アドバイスがありました。
学生たちが「食」の社会課題のどの部分に着目して調査を進めていくのかは分かりませんが、具体的な社会課題に向き合いながら、自分の世界観を見直す中で、社会課題の解決の基礎となる世界観を培ってくれることを期待しています。