学部横断ゼミブログ

2023.05.30

中間発表会を実施しました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月27日(土)は、企業担当者の方をお迎えして授業が行われました。午前中は中間発表会を実施し、午後は企業担当者との座談会、中間発表会までのフェーズ1の活動の振り返り、キャリアコンサルタントとの面談、学部横断チームのキックオフなど、盛りだくさんのプログラムでした。

中間発表会までのフェーズ1は、経済系(経済学部・国際教養学部EM専攻)と人文社会系(人文学部・社会学部・国際教養学部GS専攻)の系統別に分かれて活動しました。学生たちは、たくさんの情報から企業のイメージは漠然とつかめたものの、どの会社にも当てはまる言葉しか思い浮かばず、苦しみながら議論を重ねていました。本質を捉えようと、課題やチームメンバーと向き合うことは、楽しいことばかりではなく、大変なことも多かったようです。企業担当者からは、中間発表の内容にたくさんのフィードバックをいただき、まだまだ不十分な点があったという点に気づく貴重な時間でした。できた点とできなかった点をしっかり受け止めて、7月8日の最終報告会に向けて頑張ってください。

この授業では、<社会人基礎力>の12の能力を指標にして、活動を振り返る習慣づけを大切にしています。例えば、毎回の授業ごとに自分の活動を振り返り、活動記録を授業用SNSにアップするという課題があります。今回の午後のプログラムでは、プロのキャリアコンサルタントとの面談、チームメンバーから一人一人が評価を受ける<他者評価>、フェーズ1のKPT(keep・problem・try)を考える時間を設けました。内省するだけではなく、チームメンバーや第三者からの評価を受けることで、現状分析をより広い視野で考えられるようになり、より正確な自己評価能力を育成することが期待できます。
学生たちが自己成長の場として、フェーズ2も振り返りの時間を大切に取り組んでほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「発表後には鈴木正明経済学部教授や企業担当者様からフィードバックをいただけたが、まだまだ改善点が多いと感じた。特に企業担当者様からメリットばかりを見るのではなく、デメリットに関しても調べることが大切だという話があったが、たしかに私たちはメリットばかりに目をとらわれていて、デメリットに関してはほとんど調べていなかった。フェーズ2ではもっと視野を広く持って物事を調べていきたいと感じた。(中略)。
 また、その後SBI*1シートを使って互いの活動についてフィードバックを行い、自分の良かったところや直すべきところを認識することができた。発言する際に、自分で根拠と照らし合わせながら考えをまとめて発言することが多かった。一方で会話が詰まったときに、自分から発言することは少なかった。またシートを書いていて思ったことは、自分は人の弱みを見つけるのがとても苦手だということだ。その後のキャリアコンサルタントとの面談の際にも話したが、まだまだ改善していきたい部分はたくさんあるので、フェーズ2では自分の弱みを直せるよう頑張っていきたい。」

*1…SBIは、「Situation(状況)」「Behavior(行動)」「Impact(影響)」のことで、本授業ではSBIシートを元に、チームメンバーに活動の良かった点と改善したほうが良い点について、フィードバックを行っています。