学部横断ゼミブログ

2023.05.24

中間発表会に向けてプレ発表を行いました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月22日(月)の2時限目に授業が行われました。今回は、5月27日(土)に企業担当者を招いて行う中間発表会に向けて、プレ発表を実施しました。先週のプレプレ発表よりもブラッシュアップされましたが、いくつかのチームは制限時間をオーバーしていました。まだ少し発表内容の完成までには、時間がかかりそうです。

先週は、授業外もオンラインを併用しながら集まって頑張っていました。伝えたことへの想いが熱くなれば熱くなるほど、情報量が多くなり伝えなければならないことが十分伝わらない点も見られました。何のためのプレゼンテーションなのか、何に時間を多く割くべきなのか、もう一度よく考えるようにと、教員からアドバイスがありました。

中間発表会までのフェーズ1は、経済系2チームと人文社会系2チームで活動しています。今回のプレ発表では、系統別に教室に分かれて実施し、互いのチームの発表を聴き合い、互いに講評し合いました。ここまでの発表に仕上げるために、たくさんの調査や話し合いを行ってきた大変さが分かるからでしょうか、履修生全員が互いの発表に対して、良かった点や改善点を丁寧に伝えていたのが印象的でした。
ご協力いただいている企業に「良い発表をしたい」という想いは、中間発表会まで残された数日間のチームで活動する原動力になるのではないでしょうか。何度も練り直して、納得のいく発表になるように頑張ってください。

この授業の特徴の一つは、産学連携です。2008年度に正規授業になってから、今学期の協力企業であるオタフクホールディング株式会社を含むと、これまで77社にご協力いただいています。産学連携で行うことのメリットは、社会課題の解決を現実の中で考えられるということです。実際の企業を通して、具体的な課題に向き合いながら、社会課題の奥深さ、解決することの困難さについて肌で感じながら学んでいきます。
実際の企業を相手に研究する中で、教室で学んだことで役立つこと、実践の場で学んでいかなければならないことを実感して、今後さらに深めていきたい学びに気づく機会であってほしいと望んでいます。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「調べた内容を羅列しているだけでは発表の意義がなく、自分の中に落とし込み考察をしてはじめて企業さまの前でも自信を持って発表できるものになると考える。その点で、プレプレからプレにかけての一週間はみんなで集まって議論する時間を以前に比べ多く確保できた。
 私たちのキーワードとしている「つながり」とは何なのか。プレプレ発表後すぐは頭が回っていなかったため、帰宅後一旦深く考え、次の話し合いの際にチームへ提案という形で、「つながり」を2つに捉えられるのでは、と考えを表した。この点では「課題発見力」発揮できたような気がする。自分が話す時間が長くなったが、論立てて話をすることが出来た気がし、以前より若干「発信力」が向上しているように感じた。」