学部横断ゼミブログ

2022.12.16

今回の経験を次につなげるために

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

12月12日(月)の2時限目に授業が行われました。12月10日(土)の最終報告会を無事に終えることができましたが、残り2回の授業では、少しさめた頭でチームのそして自分自身の成長を振り返っていきます。

今回の授業では、本授業のOB・OGの4年生をゲストスピーカーとして招き、「学部横断ゼミを履修した後、どのような行動を起こしたか」について、発表してもらいました。二人とも授業中にさまざまな葛藤や気づきがあったことを紹介しながら、その経験をゼミやアルバイト、就職活動にどのように活かしたか、具体的なエピソードも交えながら話してくれました。特に先輩たちのチームビルディングで苦労した話は、今期の履修生たちも共感する点が多かったようです。うまくいってないことを自覚できているということが非常に重要であり、その<つまづき>をチームメンバーと共有し、どのように破っていくのか打開策を考えながら、プロジェクトを進めていくことが大切なのだと、改めて感じました。

履修生たちは、他授業と比較するとかなりタスクの多い、ハードな課題に取り組み、最終報告会では企業担当者の方々からたくさんの嬉しいコメントをいただくことができました。途中で「なぜこんな大変な授業を履修してしまったのか」と後悔した履修生もいたようですが、OBの「最後まで辞めなければ経験となる。大事なのは結果ではなく過程」という言葉の通り、諦めずに挑戦したことは、非常に価値ある経験になったのではないでしょうか。

先輩たちの話を聞いたあとは、今週土曜日の授業で行われる、<社会人基礎力>についての発表の話し合いを行いました。このプロジェクトを通して、チーム形成で苦労した点やどんな壁にぶつかり、何を考え、どう成長できたと思うかなどを、自由な形式で発表してもらいます。
同じ経験をしても、チームメンバー同士のとらえ方は違うようです。一人一人感じ取ったこと、学び取ったことを言語化していくことで、また新たな気づきを得ることができそうです。少しでも大きな視野で、今回の経験を振り返ってほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「自分が4年生の先輩方のお話を聞いて特に印象に残った言葉は二つある。
 一つ目は「沢山の人と関わる」ということだ。今回の横断ゼミを通して、今まであまり関わりのなかった他学部の人達と交流する機会が増えた。自分が所属しているサークルでも他学部の人と交流することはあったが、何か一つのことに対してこんなにも議論を交わして、熱くなったことはなかった。今までになかった新しい視点や経験をすることができ、自分自身も変化したことを実感している。色々な人と関わることで新しい発見や自分自身の成長にもつながることがわかったので、これから多くのことにチャレンジにして、沢山の人と交流していきたい。
 二つ目は「やめなければ経験」という言葉だ。確かに、横断ゼミを履修していて自分はなんでできないんだ、失敗してしまったなど色々と悩むことはあったが、最終報告会が終わった今はやってきてよかった、もっとここをこうすればよかったな、ここ成長したなと冷静に過去のことを捉え、前向きな気持ちになっている。もし、途中でやめてしまっていたら失敗したことばかりが頭に残り、いつまでも後ろ向きなことを考えていたかもしれない。また、先輩方が言われていた「結果より過程」で、成果ばかりに気をとられず、今最大限自分ができることをして周りの皆と共に努力することも大切にしていきたい。」



【在校生へのお知らせ】2023年度履修申し込み受付中

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」(通称:学部横断型ゼミナール・プロジェクト)は、2023年度に春学期、秋学期にそれぞれ1クラス開講を予定しています。
春学期は次年度2年次生以上、秋学期は全学年が履修対象となります

下記期間まで、履修申し込みを受付しています。
申し込み方法の詳細は、学生ポータルサイト 3sでご確認ください。

□履修申込期間: 2023年1月31日(火)まで