学部横断ゼミブログ

2022.11.30

CSR報告書のドラフトを提出

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

11月28日(月)の2時限目に授業が行われました。学部横断チームとなったフェーズ2の活動では、学部ごとに活動したフェーズ1での調査結果を持ち寄り、担当企業の『CSR報告書』を実際に制作するための話し合いを行ってきました。今回の授業では、チームで制作した『CSR報告書』のドラフトを教員に提出し、内容を確認してもらいました。

これまで『CSR報告書』を作成するために、コンセプトを話し合い、それにそったレイアウトやデザイン、見出しやキャッチコピーなど、ふさわしい表現方法をチームで考えてきました。なんとか『CSR報告書』としてまとめて教員に提出しましたが、現在の内容では情報を羅列しただけの印象を受けてしまいます。教員からは、「何が言いたいのか。一番伝えたいことは何なのか。もう一度話し合ってほしい」「どんな会社なのか、この冊子からは伝わってこない」「フェーズ1での調査結果をもっと反映させたほうが良い」など、2チームに向けて丁寧なフィードバックが行われました。

12月10日(土)の最終報告会まで、残り2週間を切りました。来週の授業では、『CSR報告書』の再提出と、プレ発表を行います。最終報告会では、実際に制作した『CSR報告書』のコンセプトやオリジナリティについて説明するため、まずは『CSR報告書』の内容を固めることが先決です。教員からたくさんの修正点のフィードバックを受けたあと、不安そうにしている履修生の顔も見られましたが、良いものを作り上げたいと真剣にチームで話し合っていたのが印象的でした。

学部ごとに異なる視点を融合させて『CSR報告書』に反映させていくことは、難しいことであると同時に、学部横断ゼミの醍醐味でもあります。この授業は、異なる専門性・価値観を持つ他学部の学生と協働して一つの課題に取り組むことで、学部のゼミでは経験したことのない種類のチームワーク、リーダーシップ、自己管理能力などを身に付けることを目的としています。異質な他者と協調していくためには、チームでの信頼関係の構築が欠かせません。自分の弱いと思う部分は仲間に頼り、自分の強みで仲間を助けながら、目の前の壁に向かって後悔のないように全力で挑んでほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「関係性を上手に構築していくためにも、思ったことは口に出して相手に伝えることを意識するべきだと思う。加えて、大人数だからこそ一人一人に対する意識が希薄になってしまうことにも気づかされた。取り残されている者はいないか、やりづらい空気感を作っていないかなど、一人一人に目を配りながら周りを見回していくことを心がけていこうと思う。
 作業としても、関係性としても振り出しからもう一度スタートだ。振り出しに戻ったとしても、嘆くことではない。むしろ、新たな発見や反省が見つかったいい機会だとポジティブに捉えて進んでいきたい。」

【お知らせ】2022年度秋学期最終報告会開催

学部横断型ゼミナール・プロジェクト(授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」)の最終報告会を下記の通り開催します。
どなたでも学生の発表を聴くことができます。

・開催日時:2022年12月10日(土) 14時00分~16時20分(一般の方のみ要事前申し込み)
*当日のプログラムの詳細や申し込み方法はこちらから。

【在校生へのお知らせ】2023年度履修希望者対象ガイダンス実施について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2023年度履修希望者対象に、下記の通りガイダンスを開催いたします。
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。

2023年度履修希望者対象ガイダンス開催日時:2022年12月13日(火) 12時50分~ 1201教室(1号館2階)