学部横断ゼミブログ

2022.11.18

  • 先輩から未来の履修生へ

横断ゼミその後⑧

ブログ投稿者:寺田 裕一(メディア社会学科 3年)

先輩から未来の履修⽣へ」は、これから横断ゼミの履修を考えている学⽣や興味を持っている⽅に向けて、実際に横断ゼミを履修した先輩たちが履修時やその後の経験について語ってくれるページとなっています。

今回は、武蔵大学の学生が大学生活や江古田について発信するMusashi Web Magazine「きじキジ」とのコラボ記事です!

学部横断ゼミは、履修した時期・担当企業により全く違うチームが構成されます。取り組む課題は同じでも、チームが違えば得る経験もそれぞれ違います。
「きじキジ」に所属する編集部員には、横断ゼミの履修経験者が4人いるので、座談会をしてみました。
履修を終えた今、当時を振り返ってどのようなことを思うのか。これから履修を考えている方も、ぜひご一読ください!

写真左から寺田、中村、田中、中谷
寺田 裕一   
学部学科:社会学部メディア社会学科3年
学部横断ゼミ履修年度:2021年前期 オリエンタルモーター株式会社担当チーム
中村 航       
学部学科:人文学部ヨーロッパ文化学科2年
学部横断ゼミ履修年度:2022年春学期 キハラ株式会社担当チーム
田中 貴大 
学部学科:社会学部社会学科2年
学部横断ゼミ履修年度:2022年春学期 キハラ株式会社担当チーム
中谷 玲       
学部学科:人文学部日本・東アジア文化学科2年
学部横断ゼミ履修年度:2022年春学期 愛知産業株式会社担当チーム
 

授業中の話し合いの様子
:横断を履修して楽しかったこと、大変だったことは?
田中:振り返れば「全部楽しかったな」に尽きると思います。

中谷:全部楽しいんですよね。私の場合、チームで作業をしていた11号館のラーニングコモンズにある<ミーティングルーム>が、家(ホーム)のような存在だったので。家に行くと必ず皆がいるみたいな、その状況が楽しかったです。
横断が終わった今<ミーティングルーム>に行くと、電気がついていても知らない人がいて「自分の家に知らない人がいる」みたいな気持ちになったり、電気がついてないと一人暮らししている気分になったり。

中村:一つの新しい家族ですね。

中谷:「横断ファミリー」なんですよ。

中村:僕は、いい仲間たちと交流して、一つのことをできたのが、かけがえのない良い経験だったなと思います。コロナとかで鬱屈している人は、やってみるといい経験になるんじゃないかなって思いますね。

寺田:かっこいい!

中谷:大変だったことには、普通の授業と横断との兼ね合いがありますね。

中村:中谷さんみたいに、学芸員課程やGSC*注1もやっている人だと両立が大変そう。
*注1:人文学部GSC(英語プログラム)は、2022年度からは、国際教養学部国際教養学科になりました。

中谷:そうですね。大変ではあったんですけど、それなりに頑張ったかな。

中村:GDS*注2の田中くんは?
*注2:GDS…社会学部 グローバル・データサイエンスコース

田中:この学期は、横断を含めて20単位くらい履修していました。考え方にもよるんでしょうけど、途中からは横断が楽しくなっていったので、チーム全体でも横断を理由にほかの授業を捨てる感じではなかったです。それほど大変ではなかったですね。
対面授業とオンデマンド型オンライン授業の時間割の割合も関係していますよね。

中谷:人文学部は対面授業が多いので、あまり横断ゼミの授業外に行われた対面のチーム活動に参加できなかったのが申し訳なかった、というのはありました。自分の中では精一杯やってるけど、周りと比べた時に、自分が貢献できてないって思うことが多くて。それで不安で押しつぶされそうになることはありました。

寺田:忙しい人が超えなければいけない「壁」って、そこなのかもしれないね。

中谷:ずっと不安だったんですけど、最後に「お前はよくやってたし、お前がいなかったらCSR報告書は完成しなかったよ」みたいに言われた時、ほんとに嬉しくて涙が止まらなくて。めちゃめちゃ泣いてました。


中間発表会にて企業担当者から講評を受ける様子
:履修した人は、いわゆる「意識高い系」が多いのか?

中谷:真面目な話をすると、ちゃんと課題やっているとか、割と意識高い人は集まっているのかなーって思います。

田中:意識高い人とは言っても、取っ掛かりにくい人はいなかったですね

寺田:「意識高い人から学べる」というのは、この授業を履修して一つ大きかった点かな。

:横断ゼミは大変と言われているのに、なぜ履修したのか?

寺田:僕は大学1年生の期間がちょうどコロナと重なって、何もやっていない自分に危機感を持ったので。
といっても前々から履修を決めていたわけではなくて、自分は追加募集の締め切り当日に、ノリで「えい!」って感じで応募メールを送ったのを今でも覚えてます(笑)。

中村:自分は横断ゼミの存在を寺田先輩から知りました。
お世話になってる先輩から紹介されたのでやらなきゃ!みたいな。今となってはその選択が良かったと思っているんですけど。

寺田:僕の一言が人の人生を左右してしまったという(笑)でも良かったです。中谷さんも元々忙しいのによく履修したよね。

中谷:真面目なことを言おうと思えば、いくらでも言えるんですけど本音を言うと、8割は「楽しそう〜」という ふわっとした動機でした。

最終授業でのチームでの振り返りの時間
:最終的に、横断を履修して良かったですか?

中谷:良かったし、また機会があればチームの仲間で何か作れたらなって思ってます。

寺田:チームで会社でも起業したら?(笑)

中谷:それみんなで言ってたんですよ!

寺田:チームだから良いんだよね。全部個人作業で「CSR報告書を作ろう」だったら絶対続いてない。

田中:そうですよね。(1人だと)1年以上かかるようなことを、3ヶ月でやり切った感じはすごくあります。

寺田:横断ゼミって「大変」ってイメージが先行していて。確かに大変ではあるんだけど、チームで乗り越えるって経験ができるのは本当に貴重だよね

中谷:自分の成長を感じたのはもちろん、「みんながいるからできる」って思えたのはすごく大きかったかな。


大変だったとは言いつつも、全員が共通して「履修してよかった」と答えた、学部横断ゼミ。
履修を迷っていた皆さんも、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
この記事の後半は、Musashi Web Magazine「きじキジ」にて近日公開予定です。
こちらでは、より「横断の楽しさ」にフォーカスを当て、「横断あるある」について率直に語っています。
ぜひご覧ください。

【在校生へのお知らせ】2023年度履修希望者対象ガイダンス実施について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2023年度履修希望者対象に、下記の通りガイダンスを開催いたします。
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。

2023年度履修希望者対象ガイダンス開催日時:2022年12月13日(火) 12時50分~ 1201教室(1号館2階)

【お知らせ】2022年度秋学期最終報告会開催

学部横断型ゼミナール・プロジェクト(授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」)の最終報告会を下記の通り開催します。
どなたでも学生の発表を聴くことができます。

・開催日時:2022年12月10日(土) 14時00分~16時20分(一般の方のみ要事前申し込み)
*当日のプログラムの詳細や申し込み方法はこちらから