学部横断ゼミブログ

2022.11.02

中間発表会を実施しました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

10月29日(土)の午前中は、今回授業にご協力いただいている、㈱ウチダシステムズ東亜レジン㈱の担当者の方々をお招きして、各学部がこれまでの調査結果をプレゼンテーションしました。授業開始の9月12日と比べてみると、チームとしての力も、担当企業の知識も、学部の専門的視点からの考え方も、学生たちの進歩を感じた中間発表会でした。

プレ発表から中間発表までの5日間、チームで一心に話し合い、一からパワーポイントを作り直したチームもありました。聴き手の立場を意識して、自分たちの伝えたいことを伝えきる難しさを感じた時間でもあったようです。
頑張って取り組んだ発表に、企業担当者の方々から「我々が常に大切にしていることをくみ取られた発表だった」「キーワードの2点がもう少し整理されていると聴きやすかった」「形のない企業風土・企業文化を多角的かつ包括的に分析されていた」などの感想をいただきました。お忙しい中、中間発表会に参加してくださった企業担当者の皆さまに、この場をお借りしてお礼申し上げます。

午後は、企業との懇談会、キャリアコンサルタントとの面談、中間発表会までのフェーズ1のチームでの振り返り、最終報告会に向けたフェーズ2のキックオフミーティングなど、盛りだくさんの内容でした。

この授業では、中間発表会や最終報告会を終えたあとの授業中に、チームや個人の振り返りを行うことを大切にしています。今回も、学部チームごとに良かった点や改善点などを確認したあと、今後の学部横断チームでの活動に向けて他チームと共有しました。キャリアコンサルタントとの面談では、自分を見つめ直す貴重な時間にもなっており、今まで気付かなかった自分の強みや弱みを発見し、それを指針に活動に臨むことで、効果の高いゼミ活動を行うことが期待できます。

これからは、学部横断チームでの活動がスタートします。学部横断、産学連携といった普通の授業とは異なる環境下でのチーム作業は大変な部分もありますが、きっと新しい自分を発見できる機会になるでしょう。自分自身の壁を破れるように、頑張ってほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「無事に中間発表を乗り越えることが出来たことに安心している。メンバーの減少や構成を一から作り直すなど、心が折れそうな時が何度かあったが、最終的には形にすることが出来たので、達成感を感じている。
 一方で、企業様からのフィードバックや他チーム、他学部の発表を通して、まだまだ自分たちには足りない部分があったことを痛感した。フェーズ2では、今回、明確化した自分達の足りなかった部分を改善し、よりよいものを作れるよう頑張っていきたい。また、発表後に行った反省で、メンバーにフィードバックをもらい、自分に足りない社会人基礎力が何だったのか客観的にみてもらった。そこで自分では向上していたと思っていた基礎力が相手には足りていないと思われていたので、発揮しきれていなかったのだと気づくことができた。後半では、相手にも成長したなと感じてもらえるよう心掛けていきたいと思う。」