学部横断ゼミブログ

2022.10.27

中間発表会に向けたプレ発表を実施

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

10月24日(月)の2時限目に授業が行われました。今回は、今週の土曜日に行われる中間発表会に向けて、プレ発表を実施しました。

中間発表会では、企業担当者を招いて、各学部担当企業チームの調査結果を15分でプレゼンテーションします。どのチームも、情報量が多すぎて制限時間をオーバーしてしまいました。前回プレプレの発表に比べて前進したものの、まだ伝えたいことが明確になっていないチームもあります。1か月半に渡り、一生懸命調べてきたことは分かりますが、自分たちの考察を言語化するためには、もうひと頑張り必要なようです。

授業後は、発表のキーワードを話し合うチームもあれば、足りない点について資料を見直し分析し直すチームもありました。この授業の特徴は、チームで一つの課題に向けて取り組むことです。個人作業は自分のペースで進められますが、チーム活動ではそうはいきません。他者とペースを合わせ、理解を一致しながら作業を進めていく難しさにぶつかります。大変だからと逃げるのではなく、メンバーの行動や考え方から学び、互いに助け合うことで、自分自身の成長のみならず、チームとしての成長を実感してみてください。
「中間発表会までに本当に完成するのか」という恐怖と葛藤している学生もいると思いますが、チームメンバーと一緒に、また教員のアドバイスを受けながら、あきらめずに納得のいく発表に仕上げてほしいと思います。

最後に授業後の日記を紹介します。
「月曜日のプレ発表の後から空き時間にはメンバーと集まってやり直しに取り組んでいる。互いにああでもない、こうでもないと考えを巡らせて順調に進んでいるが、その中でふと気づいたことがある。今までの話し合いではここまでお互いの考えの理解を深めようとしていただろうかということだ。前までは各自の分担があってそれをこなす、やってきたことを報告するの繰り返しだった。チームで活動しているように見えて、ただの個人活動の寄せ合わせだったことに気づいた。これに気づいた時、私はとても衝撃を受けた。今は確実に前の発表よりわかりやすくなっているし、誰かにこれはどういう意味ですかと聞かれてもしっかり細部まで説明することができるとも思った。
 前回の日記で自分達のパワポには「相手に伝えるという意識が足りない」と書いたが、それに必要なのはパワポを工夫することや伝わりやすい言葉で話すことでもなく、わからないところをわからないままにせずに、自分達が誰よりも理解している状態になければならなかったのだと、私なりの答えを見つけることができた。」