学部横断ゼミブログ

2025.11.20

話し合いの成果を高める

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

11月17日(月)の2時限目に授業が行われました。今回は、12月6日(土)の最終報告会にて発表する「生活クラブを取り巻く社会課題とそれを解決するための提案」のラフ案を、発表してもらいました。履修生たちが真剣に話し合ってきた過程は感じることができましたが、コンセプトが曖昧で提案内容も練り直しが必要なようです。

2チームそれぞれの発表後には、相手チームに対して良い点や分かりづらかった点についてたくさんのコメントを伝えました。2チームともに「生活クラブ」について調査・分析を進めているので、互いに厳しい指摘をしあえる点がこの授業の良い点です。
教員からも授業中のほか、授業外にも発表に対して丁寧にフィードバックが行われました。これまで地道に調査・分析をしてきた素材をもとに、魅力的な提案を考案してほしいと思います。


この授業では、各自で調査・分析した内容を持ち寄り、話し合いの中でチームとしての総意を決めていきます。この話し合いでは、こだわりが強く譲れない点が出てきたり、話し合っているうちに論点がずれてしまったり、時間をかけても結論が出なかったりと、なかなか思うように進まないようです。しかしこの話し合いの過程において、相手の話をきちんと理解する力、論理的にまとめ分かりやすく伝える力、また自分とは異なる意見にふれることで多様な視点を身に付けることができます。
12月6日(土)の最終報告会まで残り3週間を切りました。話し合いの成果を高め、さらにスピードをあげていく工夫も必要です。チーム全員が納得する結論を導き出せるように、頑張ってください。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「今回は授業後になんとかコンセプトを決めることができ、次のステップに進む道筋が見えた。まだ詰め切れていない部分が多く残っているため、これまでに学んできたことも活かしながら小冊子作成に取り組んでいきたい。
 また、発表の準備のために長時間チームで活動したこともあり、話し合いで全員がより意見を出しやすい雰囲気ができてきたように感じている。休憩の時間には、この横断ゼミを履修したからこそ、意見を恐れずに伝えて他者と分かり合おうとすることができるようになったという話も出ていた。私たちが実際に感じている対話の重要性が、話し合いを大切にする生活クラブにつながる部分なのではないかとも思った。」

【お知らせ】12月6日(土)最終報告会開催のご案内

学部横断型ゼミナール・プロジェクト(授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」)の最終報告会を開催します。
どなたでも学生の発表を聴くことができます。

・開催日時:2025年12月6日(土) 13時00分~(予約不要。ただし一般の方でオンラインからの視聴の場合は、事前申し込みが必要です)
*当日のプログラムの詳細や申し込み方法はこちらから

【在校生へのお知らせ】2026年度履修希望者対象ガイダンス実施について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2026年度履修希望者対象に、下記の通りガイダンスを開催いたします。
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。

・2026年度履修希望者対象ガイダンス開催日時:2025年12月8日(月) 12時50分~ 6103教室(6号館1階)