学部横断ゼミブログ

2020.12.23
最終報告会にて学生が作成した『CSR報告書』を発表
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子




1人では成し遂げることができない課題をチームで成し遂げるためには、自分とチームメンバーをどのようにつなげていくことができるかが一つの鍵となっていました。自分の悩みばかりに目を向けていた学生が、チームメンバーの声に耳を傾けていくことで、『CSR報告書』完成させるという一つの目的に向かってチームが機能し始めるまでには、非常に時間がかかりました。しかし、自分で考えて行動していったこの経験は、学生たちにとって大きな財産になるのではないでしょうか。

学生は毎回の授業後48時間以内に、活動の振り返りを日記として授業用SNSに提出する課題が課されています。学生が葛藤から逃げずにしっかり自分と向き合う時間を設けるためです。またお互いの日記を読み合うことで、メンバーの考えや互いをサポートしていくことを学習していきます。教員はそれを見守り、必要だと感じたときに学生に声かけをして、サポートしています。
葛藤を克服する過程で、学生たちが大きく成長したことを最終報告会後の日記からも感じることができました。

最終報告会後の学生の日記を紹介します。
「ここまで自分について振り返ってみたのだが、実のところ未だに自分の良さやどうしていけばいいのかはわかっていない。自分もがむしゃらに頑張ったのだが、何よりチームの皆が担当企業にとことん向き合ったからカタチになったのだ。喉元過ぎれば熱さを忘れるではないが、振り返るとどれも愛おしい思い出である。大学生の“ゼミ”に私は恋焦がれていた。とことん議論し合う、自分の意見をもたねば話が進まない、皆で困難の壁を乗り越えていく達成感など、大学生の青春がつまったものがゼミだと思うのだ。私は諸事情により自分が入りたい学部のゼミを希望することが叶わなかった。大学受験が終わった後、大学から届いたパンフレットの三学部ゼミの部分に付箋をはっていた自分に、選択は間違えていなかったと伝えたい。この時期に、このメンバーと担当企業のCSR報告書をつくれたこと、貴重な大学生活のうちの濃い時間を共に走りぬいたことを心より誇りに思う。辛くもあったが毎日が学びの連続だった。座学のみではわからないことは本当に多くある。まだ自分の中で落とし込めていないが、有終の美を飾れるようこれからメンバーとも話して、よりこの学びや想いを深いものにしていきたい」
記:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子
【在校生へのお知らせ】2021年度履修希望者対象ガイダンス実施について
授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2021年度履修希望者対象にガイダンスを開催いたします。
詳しくは、3Sの掲示板でご確認ください。
ガイダンス開催日時:2021年1月22日(金) 10時30分~ 8503教室