社会学部ゼミブログ

2013.12.02

  • 社会学部
  • メディア社会学科

公共広告制作を通じてメディアを学ぶ

ブログ投稿者:メディア社会学科 教授 中橋 雄

映像を編集する学生
映像を編集する学生

2013年度2年実習(ナカハシクラス)は、公共広告CM制作に取り組んでいます。

制作を通じてメディアの特性を理解する、ということが一番の目的です。送り手の立場に立つことによって、メディアの社会的な影響力やそのあり方を考え、メディア・リテラシーに磨きをかける実習です。また、公共広告は皆が暮らしやすい社会を目指して公共的なメッセージを発信するものです。社会学部の学生としては、「公」に関する問題意識を持ってもらいたいと考えています。

制作活動は4人1チームで行い、よく議論して企画を練り上げることを重視してきました。自分が考えもしないような他者の考え方に触れることで、人は成長することができるからです。また、広告会社に勤務するゲスト講師を招き、プロの目で企画を評価してもらいました。やはり一線で活躍するプロのアドバイスは、同じチームの仲間から得られるものとはまた違う、新しいものの見方を与えてくれたと思います。

ゼミ生は、たくさんの話し合いを重ねて企画を練り上げていきました。そして、ビデオカメラでの撮影、コンピュータでの編集作業を行い、CMを完成させました。「ゴミの分別」や「ポイ捨て」といった以前からあるマナーの問題を取り扱うチームだけでなく、「スマホ依存」といった現代的な課題を取り扱うチームもあって興味深いです。

完成した作品は、学生賞のコンテストに応募する予定です。