社会学部ゼミブログ

2012.10.06
- 社会学部
- メディア社会学科
今年もこの季節がやってきました
ブログ投稿者:メディア社会学科 山下玲子
冬学期が始まり、約2週間。今年もこの季節がやってきました。山下3年ゼミでは、毎年この時期になると、グループに分かれて研究計画を立て、データをとるための準備が本格化します。今年度は、調査班・実験班・内容分析班に分かれ、それぞれユニークな研究計画を立てて、データ収集へと向けて日々頑張っていま す。

その準備のための作業は、一見、あれ?何してるの?といった雰囲気をかもしだしています。たとえば、このグループ。実験のための素材を編集しているのですが、画面に映っているのはアニメ。そう、アニメの効果の実験を企画しているのです。

こちらのグループはPCを囲んで何やら相談中。こちらは内容分析班。実際にメディアコンテンツを量的に分析するためのコード表をみんなで相談して作成しています。内容分析というと、素材をすみからすみまでじっくり読み込んで・・・というイメージをお持ちになるかもしれませんが、量的内容分析は、実はそうではなくて、細かいコードに基づいて、「ある」「ない」と地道に振り分ける作業を繰り返していたりするので。そのために、細心の注意を払ってコード表の作成をします。

そしてこちらのグループ。アンケート用紙を印刷中です。アンケート用紙を使った調査では、この印刷から帳合、さらにホチキス止めというのが、ちょっとした一苦労だったりするのです。今回は両面印刷をアナログでやろう、ということで、「どっちから紙を挿すの?」「一気に300部刷っちゃって平気?」といった会話をしながら、印刷機と格闘しておりました。
こうやって準備を周到に行って集めたデータを、今度は統計ソフトに打ち込み、さらに分析して、そしてレポートにして、という作業が冬休みまで続きます。大変そうに見えますが、みんなだんだんはまってきて、自主的に長時間残って作業するグループも出ています。こうやって、自主的にみんなで協力して研究をする、これこそゼミの醍醐味ではないかと思います。