社会学部ゼミブログ

2011.12.12

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卒論、完成です!

ブログ投稿者:メディア社会学科 南田 勝也

武蔵大学社会学部の卒業論文の〆切は12月初旬に設定されており、他大学と比べて早いほうだと思います。なぜ卒論の提出期限が早めなのでしょうか。それは、12月中に主査と副査の教員がじっくりと読み、1月に口頭審査を行うためなのですね。学生諸君が4年間大学で学んだことの集大成としての卒論は、教員側も大切に考えています。提出してそれで終わりではなく、振り返り、前進するきっかけを多く持ってもらいたいと願っています。副査や口頭審査の制度に、厳しいなあと思う学生さんもいるかもしれませんが、私たち教員はそれを学修の大切な過程だと考えています。

 
今年も師走に入ったばかりの12月6日 が最終提出期限でした。ですので、ここ数日は、睡眠不足の表情の4年生たちがパソコン室やゼミ室で最後の頑張りを見せていました。読み返したら論理がつながっていなかったとか、最後の最後でミスが見つかったとか、提出に必要な書類が足りないことに気づいたとか、何かしらのスリルとドラマを味わった4年生は多かったのではないでしょうか。

 

しかし、どうせなら余裕を持って提出したいですね。来年以降の参考になるかと思い、卒業論文を実際に提出する場面をひとりのゼミ生のドキュメントを通じてお送りします。

卒論、完成です!01
二万字越えの本文、バインダー、表紙、目次、参考文献、添付資料……。必要なものに抜けがないかを確認して、パンチで穴を開けて製本します。
卒論、完成です!02
主査用と副査用の2冊を揃えて、おっとそれだけでは完成ではありませんね。卒論の要旨を記したペーパーや、提出票への記入も必要です。
卒論、完成です!03
1分でも遅れると受け取ってはもらえません。彼女は時間に余裕を見て来ましたが、いざ提出するときに不備が指摘されるかもしれません。緊張の面持ちです。
卒論、完成です!04
職員さんの厳しいまなざしによるチェックが入ります。テーブルの受領印が押されて、晴れて提出と相成るわけです。
卒論、完成です!05
やりました!ほっと一安心。まあこれから主査、副査による審査が始まるわけですが、この日のために努力をしてきた本人としては感無量です。しばらくは羽を伸ばしたりぐっすりと眠ったりして、疲れを癒してくださいね。
ちなみに南田ゼミでは、この後、盛大な呑み会を催しました。おかげで次の日のゼミはぼろぼろでしたが。優勝したプロ野球チームがビール掛けをして翌日の試合でへたれているシーンを毎年見受けますが、それに近いといえるでしょうか。まあ、この日ばかりはそれも良しとしましょう。