社会学部ゼミブログ

2010.01.15
- 社会学部
- メディア社会学科
メディアで発信される“経営理念”の調査に奮闘
ブログ投稿者:メディア社会学科 江上節子

2年江上ゼミでは、企業のホームページを通じて、広報される経営理念の実態調査に取り組みました。1部上場企業約1700社にわたる膨大な量のホームペー ジについて、内容分析の手法を用い、経営理念や経営哲学に関するメッセージをひたすら調べ、調査実習に挑み続ける、奮闘の日々でした。量的分析に加え、 フィールドでの質的調査も試みました。
インタビュー調査には、スポーツメーカーのデサントの広報部を訪問しました。広報担当の方は、 「ホームページは、情報の総本山である」と明言、また、「経営理念は、ふだん、あまり意識はしないが、身体の中に浸透している、いわば、血液のようなも の・・」と語っていただきました。珠玉の言葉に、ゼミ生たちは、息を呑み、メモを取る手が止まってしまいました。
インタビュー調査には、スポーツメーカーのデサントの広報部を訪問しました。広報担当の方は、 「ホームページは、情報の総本山である」と明言、また、「経営理念は、ふだん、あまり意識はしないが、身体の中に浸透している、いわば、血液のようなも の・・」と語っていただきました。珠玉の言葉に、ゼミ生たちは、息を呑み、メモを取る手が止まってしまいました。

東 武百貨店の広報部へもインタビュー調査へ伺いました。こちらでは、武蔵大学出身の大先輩が話をしてくださいました。あらかじめ準備した質問項目はどこかに 吹き飛び、取材というよりも、逆に、ゼミ生たちの意識と姿勢をトレーニングしていただく結果となりました。「うーん。私たちは知らないことが多すぎる!」 と、皆、ため息まじりの反省しきりです。情熱一杯に経営理念の本質を諭してくださった大先輩に感謝、感謝の帰り道でした。
調査活動も終了し、今からが本番。企業と社会の接点となる経営理念を調べることで、社会学部で学ぶ意味も再確認。ねじり鉢巻で、分析と報告書作りにこれから追い込みです。