社会学部ゼミブログ

2008.07.10

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女性議員とディスカッション

ブログ投稿者:社会学科 武田尚子

女性議員とディスカッション
(右から2人め:ゲストスピーカーの深田さん)

社会学科の3年生武田ゼミでは、7月初旬、武蔵野市の市議会議員の深田貴美子さんをゼミの 時間にゲストスピーカーとしてお招きしました。ゼミ生たちは、武蔵野市の子育て支援策の状況、子育て世帯の現状、深田さんの議員活動の実際や、ふだんの生 活について、活発に質問しました。

議員であり、かつ大学院博士課程で「市民参加と地方自治」についても研究していらっしゃる深田さんのお 話は、具体的でわかりやすく、そのソフトでにこやかな語り口に、ゼミ生たちは引きこまれ、自分の住む市や区についての施策や政治についても、大いに関心を 持つようになり、視野が広がる大変よいきっかけとなりました。次にゼミ生の感想をいくつか紹介します。(武田尚子)

「議員というとわたし たちと住む世界が全く違う職業だと感じてしまいがちだが、深田さんの市民のニーズを実現しようという姿勢、気さくにお話して下さる様子、非常に親近感がわ いた。深田さんのように、積極的に市民活動に参加することによって豊かな人脈ができ、それが新たな活動につながるということも理解することができた。行動 力を身につけ、新しいこと・問題点を発見できるというとことに社会学の面白さがある。わたしにとってとても充実したゼミの1時間となった。…深田さんの市 民の声に耳を傾け、それを政策として着実に実行していこうという政治活動にも感動した。市民が発信し、議員がその声をくみ取るというプロセスはどの地域に おいても実践していくべき姿だと感じた。子育てのしやすい環境づくりは働く女性が増える現代の最も重要な課題の1つである。わたしは女性のためにどのよう な政策が行われているかを、他のフィールドにおいて研究してみたい分野の1つとして考えている。また、お話の中から、「人とつながることの大切さ」という 点にも自身の経験からお話しいただいて、家族の大切さを改めて考えることができた。家族、近隣の住人との関わりは子どもが育つ環境としてなくてはならぬ重 要なことであると理解した。」(女子学生)

「深田さんのお話をうかがい、私たち市民も積極的に市政に関わっていかなければならないと感じ た。自分たちの町にも、深田さんのように市民の声に耳を傾けてくれる市議会議員がきっといるはずである。深田さんがアドバイスしてくださったように、まず は自分が住んでいる町の議会をチェックしてみようと思った。社会は多様化し、市区町村の議会も様々な特性を見せている。自分がどこに住むかによって受けら れるサービスは大きく異なるということを知り、それと同時に私たちは自分で調べ自分で選択することができる時代になったのだということを教えていただい た。快適な生活を送るためにも、自分が住んでいる町の基本政策くらいは知っておかなければならないだろう。」(男子学生)