学部横断ゼミブログ

2025.10.02

幅広く情報を集める

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

9月29日(月)の2時限目に授業が行われました。先週に引き続き、学部チームごとに分かれての活動では、積極的に発言する履修生もいれば、思うように意見を言えない履修生の様子も見受けられました。

授業のはじめに教員から「発表の枠組みを今から決めてしまうのではなく、まずは幅広く情報を集めるように」とアドバイスがありました。
学生たちは、<タイパ>を意識する傾向が強く、すぐに結果を出そうとしがちです。また、情報過多社会の現代では、少し調べれば糸口が探せるために、深く掘り下げて情報収集していくことをやめてしまい、考える可能性を浅く狭くする傾向も見られます。
この授業では、最終的には「企業を取り巻く社会課題への提案」を考案することを目標に、課題解決に取り組んでいるため、履修生たちにはかなり質の高いアウトプットを求めています。履修生たちには、自分たちの「調べ方」の甘さを認識した上で、今後のアウトプットの質を高めていけるように、まずは「幅広くきちんと調べる」ということに励んでほしいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「作業に集中して取り組んでいると、時々自分達が目指す方向性や、やるべきことを見失ってしまうときがある。今回の授業でもそのような状態に陥り、なにをすべきか考えることに時間を多く割いてしまい議論が停滞してしまった。私自身、議論が停滞した時には「主体性」を十分に発揮できる自負があったが、いざその場面に直面すると全然できてなかったように思う。今回発揮できなかった理由として、自分の情報収集の少なさにあったと思う。情報収集が十分にできていたら他のメンバーに提案することができたが、今回はほとんど他のメンバーの意見に感心するばかりであった。」

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