学部横断ゼミブログ

2025.09.24

生活クラブ連合会との懇談会を実施しました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

9月20日(土)1時限目~4時限目まで授業が行われました。本授業では、月曜日の授業のほかに、土曜日にも4回授業を行っています。初回の土曜日授業では、課題提供企業の担当者をお招きして、概要説明のプレゼンテーションをしていただいたあと、学生との2時間にわたる懇談会を毎回行っています。

今期は、本授業が2008年度に正規授業になってからはじめて、営利を第一の目的とする事業体ではない「生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(略称:生活クラブ連合会)」にご協力いただいてます。
今回の懇談会では、学生たちがこれまで調査した内容で疑問に感じたことを、各学部の視点から質問させていただきました。準備をしっかり行って懇談会に臨んだ学生たちにとっては、活動への想いを知り、自分たちの考察のずれが確認できるなど、たくさんの手ごたえを感じた貴重な時間となりました。お忙しい中、本学まで足を運んでいただきました生活クラブ連合会のご担当者の方々には、この場をお借りして御礼申し上げます。

懇談会の後には、第1回キャリアコンサルタントとの面談がありました。
この授業では、キャリアコンサルタントとの面談を計3回実施しています。毎回の面談前には、社会人基礎力の12の能力要素を指標に自己評価のレポートを提出してもらい、その内容に基づいてプロとじっくり話し合うことで、今まで気づかなかった自分の強みや弱みを発見していきます。それを指針にゼミ活動に臨むことで、より大きな成長を促すことが期待できます。
学生たちは、教員から指示がなく、主体的に活動していくことが求められるこの授業において、不安なことも多いようです。今回のキャリアコンサルタントとの面談では、その不安を少しは払拭できたでしょうか。今回の面談のアドバイスを参考にしながら、自身の行動や考え方をプラス思考に変えながら、活動を頑張ってほしいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「質疑応答では、生活クラブに関する知識が深まったのはもちろんのこと、それ以上に、お二人の回答から活動に懸ける情熱がひしひしと伝わってきた。特に印象的だったのは、我々の質問に対し、ご自身の経験や活動といった具体例を交えながら、迅速かつ的確に答えてくださった姿だ。その言葉の端々からは、活動への信念と熱意が溢れていた。私個人としては、無添加を理想とする生活クラブの思想に若干懐疑的な見方をしていたが、お話をお聞きする中で、生活クラブという組織がいかに真摯にその問題と向き合ってこられたかが伝わってきた。まだ自分の中で頂いたお話の全てを咀嚼しきれてはいないが、この学びを整理できた暁には、生活クラブの未来に貢献できるような提言をまとめたい。」

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