学部横断ゼミブログ

2025.07.15

今期活動全体の振り返り

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

7月12日(土)の2時限目~4時限目に授業が行われました。今回は、この3か月間の活動を、社会人基礎力の12の能力要素を指標に振り返りました。

まずは各チームに、社会人基礎力の発表を10分間で行ってもらいました。このプロジェクトを通して、チーム形成で苦労した点やどんな壁にぶつかり、何を考え、どのように成長できたと思うかなど、パワーポイントや動画、合唱という形式で発表してくれました。社会人基礎力という概念を使いながら、自分たちの言葉で表現した魅力あふれる発表に、成長を感じることができました。

その後、チームメンバー同士で相互評価や、チーム・学部横断ゼミ・役割分担のKPT*1を話し合い、キャリアコンサルタントとの面談も同時並行で行う、盛りだくさんのプログラムを行いました。
この3か月間、通常の授業より数十倍の労力と時間をチームメンバーと共有して、最終報告会にむけて活動を行ってきました。共に頑張ってきたチームメンバーからの評価は、自分の中で曖昧で見えなかったものが名辞できた瞬間だったのではないでしょうか。
*1「KPT」…Keep(継続すること)、Problem(問題点)、Try(試すこと)。振り返りのフレームワークの一つ。

この授業では、異なる学部の学生が、ひとつのチームを構成し、それぞれの学部の専門性を共有しあい、協働せずには解決しえない課題を与えることによって、「横のつながり」の重要性を認識させ、自己管理力、チームワーク、リーダーシップ、そして生涯学習力の向上を目指しています。
他者との関わりは、自己成長の重要な要素です。今回発見した自身の強みや自分らしさをもとに、次の行動に挑戦してほしいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します 。
「メンバーも同じ熱量を持ち、それぞれが自分にはない視点や主体性を備えた魅力的な存在であり、日々刺激を受けた。また、先生方からは、物事の捉え方やこれからの未来について、実践的かつ深い学びを得ることができ、自分の価値観が大きく広がったと実感している。さらに、企業担当者の3名の方々も穏やかで常に学生に寄り添う姿勢を見せてくださり、安心して活動に取り組むことができた。この3か月間で得た学びや気づきは、今後の人生の糧として大切にしていきたい。この環境で学べたこと、そして出会えたすべての人たちに、心から感謝しています。」

「「自分はどれくらいできるんだろう」と自分を確かめるために飛び込んだこの学部横断ゼミ。ガクチカにしようと思っていたわけではなくただ、自分の今の能力を知りたい。自分を試したい。そんな思いで参加した。しかし現実は厳しく学びがとても多かった。チームメンバーの凄さに圧倒された。社会に出ている人への尊敬の念を抱いた。私はまだまだだと思わされた。そんな3ヶ月間だった。しかし同時に自分はこんなにできるんだ。メンバーの支えになれたのだ。と自信を持つことができる場面も少なからずあった。そんな多くの気づきや学びを得られたこの学部横断ゼミに参加して本当に良かったと実感している。」